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Overseas
前作をパーティの喧騒と考えるなら、SLEEPER AGENTが2年半ぶりにリリースするこの新作はタイトルが物語るとおり、どんちゃん騒ぎの翌朝、感じるほろ苦さとなるのだろう。2011年、シーンに突如現れ、ロックの救世主と注目されたケンタッキー出身の6人組。ニュー・ウェイヴ風味もあるガレージ・ロックという意味では前作の延長だが、1年かけて作っただけあって、曲作りには思慮深さが感じられる。男女ツイン・ヴォーカルを改め、大半の曲を紅一点メンバーが歌っている。賑やかさは減ったものの、むしろそこが今回の聴きどころ。近年のインディー・フォーク・ブームに共鳴するTrack.5「Lorena」やせつなすぎるバラードのTrack.8「Shut」他、バンドの成長を物語るメロウネスをじっくりと味わいたい。
2008年にアメリカのケンタッキー州で結成された、まだ10代のメンバーも在籍しているという6人組ガレージ・ロック・バンドのデビュー・アルバム。60’sや70’sのガールズ・ポップを髣髴とさせる甘いメロディを、青さを隠し切れないラフなガレージ・サウンドに乗せて走り抜けていく。近年のバンドだとTRIBES辺りとリンクするのは間違いないが、この若きバンドのメロディ・センスはTHE CRIBSすら凌いじゃうんじゃないの!?ってくらい突き抜けたキャッチーさを持っている。クソ生意気そうにクールに歌うAlex嬢と、頼りないJack Whiteみたいなヴォーカルを披露するTonyのツイン・ヴォーカルのバランスも最高。是非邦楽ファンにも聴いていただきたいバンドだ。
ロックの救世主と謳われた6人組が新作に込めた大人になるほろ苦さ
自分たちで音楽を作って満たすしかないと思ったんだ
華と才気をまとうガレージ・ロックの超新星“SLEEPER AGENT”デビュー
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