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BimBamBoom (2)
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16ビートのグルーヴィなファンク・ナンバーが軸にありつつタイトなリズム、ガレージ系やポスト・パンクの匂いも感じるギターがオルタナティヴな、BimBamBoomならではのインストが詰まった4作目のアルバム。今回は2021年からスタートしたコラボ楽曲のバンドでのリミックス6曲と新曲4曲から構成されているが、xiangyuとコラボした「そぼろ弁当」での、新世代ハウス・ミュージックであるGqom(ゴム)へのチャレンジは、インストでさらに際立つ印象だ。アルバム・リード曲の「THE WOMAN」は、幕開けに相応しいテーマ曲的なムードを、ハードなギターをはじめとするアンサンブルで表現している。シンプルなワードが乗ることでジャズ・ファンクに軽妙な痛快さが加味される「AKKAN BEE」、ダビーな音像の「RollerCoaster」など、一気に聴ける全10曲。(石角 友香)
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中国ツアーも大成功となったBimBamBoomが、"東京"の看板を背負い世界に向けて放つ3rdアルバム。表題曲では"雷門"、"スカイツリー"と東京の名所が登場、ラスト・トラックのタイトルには日本の象徴"富士山"も。TVCMタイアップ曲も収録され、インストながら親しみやすいキャッチーさを持ち合わせつつ、そのファンキーなサウンドは攻めに攻めまくっている。ドラムの張りきったスネアが甲高くパリッとしたビートを刻み、いきいきと躍動する小気味よいベース。新メンバー 矢元美沙樹(T.Sax)がもたらす新たな色はもちろん、より音色の幅を広げたキーボードやギター、キュートさにクールさも加わったコーラスなど、厚みを増したバンドの進化が随所に。ジャンルの壁も国境も痛快に越えていく彼女たちに注目。(中尾 佳奈)
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ユニークなオルタナ・ファンクを鳴らすインスト・バンドの2ndアルバムは、ご機嫌な雰囲気はそのままに、前作に比べより骨太な印象に仕上がった。どっしりと地面を揺らすようなベースとドラムの上で、ハードなギターと歌い叫ぶようなサックスが暴れ回り、さらにその上を軽やかに浮遊するシンセサイザー。初っ端からガツンと鳴らす「Shinzo BakuBaku Ochokochoi」では、エッジィなサウンドと人懐っこいコーラスのコントラストがメリハリを効かせている。ゴリゴリなサウンドを響かせたかと思えば、「Keeping It Hustle」ではグルーヴィ且つトリッキーなドラムとメロディアスなサックスが小洒落たムードを醸す。カバー曲も収録され、遊び心満載のバラエティ豊かな9曲に心躍る。(中尾 佳奈)
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山口美代子(Dr)を中心に結成され、"フジロック"への出演も話題となった女性5人組インスト・バンドのデビュー・アルバムは、いい意味で肩の力が抜けた独自のオルタナ・ファンクを軽やかに鳴らしている。洒落が効いたタイトルのオープニング曲「O.E.C. Tiger roll」で鍵盤、ギター、ドラム、ベース、サックスと軽妙なソロ回しを披露しさらっと自己紹介を済ませると、「ChinPunKanPunBimBamBoom」の一緒に口ずさみたくなる語感のいいコーラスが生む親しみやすさでリスナーを虜に。そしてアメリカのファンク・バンド PEOPLE'S CHOICEやTHE METERSのカバーをメドレーで収録するなど、やりたいことを詰め込んだ奔放さと自由さ。純粋な"音楽の楽しさ"にワクワクが止まらない。(中尾 佳奈)