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Self-Portrait (4)
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ベスト盤的な側面を持った初全国流通盤から1年経たずに放たれるミニ・アルバム。バンドを熱く彩ってきた「コントラスト」をはじめ、エモさ溢れる「シルエット」や、遠く離れた大切な人を想ったロック・バラード「灯火」といった、彼らが得意としている曲調もありつつ、瑞々しさや力強さはありながらも包容力のあるバンド・サウンドを高鳴らす「シスター」や、カッティング・ギターや跳ねるビートがクールな印象も与える「星の無い夜」、軽快なシャッフル・ビートに男心を乗せた「下心」など、バンドの新機軸となるものにも挑戦している。新たな表情を見せつつも、それが散漫にならず、らしさが滲み出ているのは16年という月日が積み上げてきたものがあってこそ。リスナーの日常で湧き起こる喜怒哀楽に寄り添う全6曲だ。(山口 哲生)
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大阪を拠点に活動する4人組ロック・バンド、Self-Portraitがバンド活動15年という節目の年にリリースする初の全国流通盤。「ライブハウスで逢えたら」や「此処に居たいと願うこと」など、自分たちを生み、育てたライヴハウスという場所への想いをリアルな言葉で綴る楽曲では、Self-Portraitというバンドの愚直な生き様を生々しく伝える。15年のキャリアを総括する内容でありながら、バンドの初期曲「掌」から新曲「青い春」、「極彩モノクローム」まで、初期衝動を忘れないバンド・サウンドとグッド・メロディを貫き続ける芯の強さに、このバンドの美学を感じた。正解が見つからずに悩む日もあるけれど、誰もがハッピーエンドのために人生を謳歌している、そんな晴れやかなメッセージがいい。(秦 理絵)