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RAMMELLS (28)
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新進気鋭のロック・バンド、RAMMELLSの2ndフル・アルバム。本作では、ロック、ブルース、ジャズなどのルーツ・ミュージックを軸としながら、そこに70年代から現在までのダンス・ミュージックの要素を取り入れた、"ネオ・ノスタルジー"とも呼べるサウンドを展開する。リード曲「真っ赤な太陽」から幕を開け、ロック色の強いギター・リフと浮遊感のある音像が夢と現実を往来するような「Surrealism」、ファンへ向けたラヴ・ソング「Over the purple」、ジャズ・ファンク調の「Echo」など、それぞれ個性が強く自由度の高い10曲が収録されている。クールでいながら、時に甘く気だるい色気を醸し出し、さらにキュートな一面も見せる、表情豊かな黒田秋子の歌声にも注目だ。 (三木 あゆみ)
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ビター・スウィートなミドル・チューン「Sensor」と、弾けたディスコ・フィーリングが印象的な2曲目「FINE」は、ちょっと捻った曲展開でサイケな世界を演出している。そして、これまでは使用していなかったシンセ・ベースも効いた「YOU」。ソウルとロックをふたつの軸として置きつつ、時代感や様々なジャンルを往来するオリジナルな折衷感覚と、メンバーそれぞれが作曲を手掛け音楽的なイニシアチブを持てるという、見方を変えれば、ひとりひとりが状況に応じて適材適所な役割を果たせる特性が、前半3曲でよくわかる。その強みが生むバリエーションは単純計算でも無限大だ。RAMMELLSという"バンド"だからこその可能性に溢れていて、早くも次作が楽しみになる1枚。(TAISHI IWAMI)