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JIMMY EAT WORLD (40)
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エモの代名詞としてシーンを牽引してきたJIMMY EAT WORLDが、ついに今年デビュー25周年を迎えた。四半世紀という年月は、デビュー当時に生まれた赤ちゃんが、もう立派に社会人していて、なんなら子供がいてもおかしくないほどの長い年月だが、このJIMMY EAT WORLDというバンドの瑞々しさはどうだろう!? ほとんど奇跡に近いんじゃないか。10枚目となる今作は、様々なチャレンジを見せた前作と比べ、ストレートなロック・ソングが多く、ファンを驚喜させるJEW節のキャッチーでピュアなメロディが満載。さらに、人生経験を積んだ彼らにしか描けないメッセージや、音楽的ギミックも伴って、変わらぬスタンスで輝き続けるバンドの実力を再確認させられる作品となった。(山本 真由)
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前作から3年ぶりにリリースした9作目のアルバム。シンセ・ベースを使った1曲目の「You With Me」を聴いただけで、新たなサウンドを求めたチャレンジングなアルバムだということはわかる。彼らを彼らたらしめている、切ないとも美しいとも言えるメロディは健在だが、彼らの代名詞とも言える「Sweetness」のようなエモーショナル且つストレートなギター・ロック・ナンバーは全11曲の中で、Track.9の「Through」しか収録されていない。その他の曲の、空間というか、音響を意識したポスト・ロック的なアプローチをどう受け止めるかが本作に対する評価を決めるポイントだ。中にはポスト・パンク/ニュー・ウェーヴ的なアプローチもある。結成から20余年。彼らが挑んだ新境地は刺激的且つ新鮮だ。(山口 智男)
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エモの第一人者とも言えるJIMMY EAT WORLDが8thフル・アルバムをリリース。前作『Invented』から3年振りとなる本作は、Jim Adkins(Vo/Gt)いわく"大人の失恋"をテーマにしているとのこと。そのテーマ通り、大人の落ち着きがありながらも非常に甘酸っぱいナンバーが並ぶ。エモい音色にアコースティック・ギターを大胆に取り入れることで楽曲は更に膨らみを増し、煌びやかに。そして何より、軽やかだが涙腺をくすぐる泣きメロも、ひとつひとつに丁寧に熱が込められた音も、ひたすらにフレッシュだ。まさか活動20周年を迎える節目である2013年に、こんな作品を届けてくれるとは!リアルタイムで彼らを追い続けているリスナーにもそうでない世代にも、優しく、新鮮に響く1枚だ。(沖 さやこ)