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ЯeaL (58)
- 2022.08.14
- 女性Vo限定サーキット・フェス"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2022"、第1弾出演者でGrand chocol8、CODE OF ZERO、ЯeaL、永原真夏ら発表
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2017年に"銀魂"OPとなったシングル「カゲロウ」や、1stアルバム『19.』を発表してから3年。1stアルバムのツアー後3人体制となって、シングルのリリースやツアーを重ねながらバンドを強靭に叩き上げてきたЯeaL。待望の2ndアルバムはバンド・サウンドやアレンジが洗練された。もともとソングライター、Ryoko(Vo/Gt)による膨大な音の情報量を詰め込んだ曲を、爆発的なアンサンブルとハイパーな歌で駆け抜けていく痛快さが、"THE ЯeaL"というサウンドであり武器だったが、その魅力を削ぐことなくアレンジが整理され曲が鋭さと華やかさを増した。単純な引き算でなく、思いの質量はぐんと上がっている。バンド・サウンド、ギター・サウンドにこだわり磨き上げてきた賜物的な作品だ。(吉羽 さおり)
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"銀魂."や"ポケットモンスター サン&ムーン"の主題歌に続き、"BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS"のEDテーマを書き上げたЯeaL。アニメとの相性もいい、ポップで疾走感たっぷりの爽快なロック・ナンバーは、彼女たちの十八番といったところだ。厚みのあるギター・サウンドで畳み掛けるパワフルな表現や、"Fight again‼"というキーワードとともに紡がれるシンプルなメッセージは、同世代のみならず、アニメを観る多くの子供たちの心をも掴むだろう。c/wにも、明治ザバス×バスケ日本代表の動画タイアップ・ソングになっているキャッチーな応援ソング「go!!」や、グルーヴ感もありつつアッパーな「エンドロール」といった楽曲が揃う充実した内容。(山本 真由)
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1stアルバム『19.』以来、1年ぶりとなるЯeaLの新作は、TVアニメ"ポケットモンスター サン&ムーン"のOPテーマ曲としてオンエア中の「未来コネクション」。ポジティヴにポンと背中を押すような曲となった。ЯeaLといえば、スピーディでキメと展開が多い、弾けた勢いのある曲が十八番だが、この「未来コネクション」は走ったり、止まったり、少し寄り道をしたりしながら足を進める、誰かに並走するようなテンポで歌を歌う。ソリッドなバンド・サウンドと、高揚感のあるサビのメロディ、キラキラとした音色とワイワイとしたコーラスはとてもキャッチー。このアニメを観て育った子供たちが、あとになって何か思い出とともにこの曲のエネルギーや力を思い起こせるような、鮮やかな煌めきがある。(吉羽 さおり)
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大半の曲が、高校2、3年生のときに書かれたという、10代の集大成であり、リアリティが詰まった1stアルバム。10代の多感でエネルギー過多な感覚と、一方で冷静な観察者として同年代の言動、心の内をつぶさに、ソングライター Ryoko(Vo/Gt)は描く。加えて、J-POPやロックを研究して、"キャッチーさ"へと昇華したサウンドはとてもカラフル。曲構成がテクニカルだが、頭でっかちではない、キラキラとした感性と衝動感が詰まっていて、今でしか描けない瞬間を封じ込めたものだとわかる。観察者として毒づくシーンもあるけれど、皮肉をも、4人の演奏でポップなちょっと笑える曲に変換するパワーが、リスナーがフレンドリーで共感を覚えるところなんだろう。彼女たちの、上手さと曲の旨味とが濃厚に味わえる1stアルバムだ。(吉羽 さおり)
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デビュー・シングル『秒速エモーション』から、10代らしからぬ卓越したアンサンブルを聴かせるガールズ・バンド、ЯeaLの3rdシングル曲「カゲロウ」は人気アニメ"銀魂."のオープニング・テーマに決定。2周目には一緒に口ずさめる、キャッチーでインパクトの高いメロディに磨きがかかり、リスナーの間口を広げそうな1曲だ。ЯeaL節とも言える、リズム・チェンジや猫の目のようなサウンド展開やギミックは控えめで、シンプルな構成の曲で惹きつける上手さが光る。カップリング「ひらり舞う」は春の別れと出発の季節に似合うドラマチックなロック・チューンで、もう1曲の「満月の夜に」はRyoko(Vo/Gt)のハイトーンが冴える、ウルトラ・ポップな高速チューン。振り切った幅広い曲調を、さらっと聴かせてしまうから恐るべし。(吉羽 さおり)
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シングル『秒速エモーション』でデビューしたティーンズ・ガールズ・バンド、ЯeaLの2ndシングル表題曲「仮面ミーハー女子」は、コミュニケーション・ツールとしてSNSが当たり前にある10代の彼女たちならではの、本音と建前をリアルに綴った1曲。スピード感のあるビートと、フックたっぷりのギター・リフによるキャッチーなサウンドで、本音の毒を含んだ歌もポップに響かせる爽快さがある。負けん気の強さと、貪欲さの表われなのか、これは面白いというものをどんどん取り込んで咀嚼して、吐き出してと、凄まじいスピードで新陳代謝を繰り返していくような、情報量も自由度も高いサウンドとなっているのも面白い。勢いよく、歪に積み上げた感もあるのに、それだけじゃない。有無を言わさぬ説得力があるのは、自分たちの音楽への自負と愛があるゆえか。 (吉羽 さおり)