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ORANGE POST REASON (15)
- 2017.07.12
- ORANGE POST REASON、the cibo、Moshu、256出演"Permanent vol.2"ライヴ・レポート公開。Skream!編集部企画第2弾を完全レポート
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長崎出身の4ピースで、昨年"Red Bull Live on the Road"で入賞、"SUMMER SONIC"にも出演したギター・ロック・バンドの1stアルバム。もう驚くほど00年代のASIAN KUNG-FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENの手法と匂いが充満しているのだが、どストレートなギター・ロックでしか到達できない、"これが心底好きなんです"というブレのなさは、1曲に凄まじい情報を乗せてくる現行の主流バンドと比べても潔いほど。加えて、すべての作詞作曲を手掛ける坂口亮(Gt)のフェイバリット・アーティストは小田和正というのも納得。まだ語彙に推敲の余地はあるけれど、例えば"生きていく為に生きてるような/誰かに自分を重ねるような"(「レトロノーム」)といった息を呑む表現もあり、まだ何者でもない曖昧な状況にあるリスナーを射抜く存在になる可能性を感じる。(石角 友香)
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長崎発のバンド ORANGE POST REASONは、ギター・ロックのど真ん中というべきサウンドと生命力溢れる歌声が特徴的なバンドだ。しかし若さと勢いに甘んじているのではないことは本作を聴けばわかるはず。Track.1「未タイトル」やTrack.2「ソーダ」を聴けば"今"を鳴らすバンド自身のことを示唆させる歌詞にハッとさせられるだろうし、Track.3「風しるべ(弾き語りデモ Ver.)」では繊細なメロディを十分に味わうことができるだろう。初の全国流通盤である本作のタイトルは"未タイトル"。これからシーンの階段を駆け上がっていくこのバンドにとっては、ジャンルの括りや言葉の鎖さえもわずらわしいのだろう。今後の展開に注目していたい。(蜂須賀 ちなみ)