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Japanese
前作『僕らを動かしてるものは何?』を制作した時点ですでに2枚リリースを考えていたという本作は、英語詞2曲を含んだパンキッシュで疾走感溢れる縦ノリ作品となっていた前作とは一転、メロディもサウンドも1曲ごとに輪郭のハッキリした、よりキャッチーな作品となっている。Track.1「ずるいよ!」、Track.5「GIRL'S SECRET」などで聴けるコーラス・ワークの多用もそうした印象に繋がっており、すべての曲が言葉も演奏もしっかりと耳に残る。Track.4「抱きしめれば宇宙」のダンサブルな演奏のループ感と憂いある旋律、冬実(Vo)が描く"宇宙"のマッチングが面白い。前作も併せて聴くことで今作との違いが明確にわかって楽しめると共に、現在のバンドの充実ぶりを知ることができるはず。
2013年1月にTOWER RECORDS限定のミニ・アルバム『終わらない旅』でデビューを果たしたSUNDAYSがとうとうメジャーにフィールドを移す。"普通の人間"という言葉は一見シニカルかもしれないが、彼らは自信を持って時代に左右されない自分たちのスタンダードを貫く。だがそれは容易なことではない。そのために悲しい想いをすることも少なくないだろう。それでも彼らはハートを殺すことなく、ひとつひとつの音に血を通わせるように音を鳴らす。ひたすらに人間くさい熱いロックンロールをぶっ放すその姿を"普通"と言う、その心意気に感服だ。精力的なライヴ活動で、更に各楽器のアプローチも情感たっぷりに広がり、紅一点ヴォーカルふーちゃんの歌声も聴き手を包み込むような優しさに溢れる。
今までは"絶対弱いところを見せないぞ"と思ってやってきたんですけど、そういうところを見せてもいいかなって
誰でもできることで、誰よりもかっこいいことをやりたい
2014.03.02 @TSUTAYA O-WEST SHIBUYA
2013.07.12 @下北沢CLUB Que
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