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aquarifa (29)
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月の運行や満ち欠け司りながらも常に狼に追いかけられているというリスクを抱えている、兎の姿をした北欧神話の美しき月の神"マーニ"をタイトルに選んだ4ピース・バンド、aquarifaの3rdミニ・アルバム。バンドのキー・ヴィジュアルに"月"を掲げる彼女たちにぴったりだ。ONE OK ROCKやMAN WITH A MISSIONを手がけるakkin、堂島孝平や吉澤嘉代子を手がける石崎光というカラーの違うふたりをサウンド・プロデューサーに迎えた今作は、捕まえようとすると笑いながらするりと逃げてしまうような軽やかさを見せつける「崩壊リカバリー」やリリカルな演奏が胸を打つ「溶けない嘘」、ライヴではすでに定番曲となっている「321」など、どの曲も遠くまで届いていきそうな可能性が込められている。(齋藤 日穂)
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昨年はSUMMER SONICやMINAMI WHEELへも出演し、ファンを増やしているバンド、aquarifa(アカリファ)の2作目のミニ・アルバム。紅一点Vo.岩田真知のチャイルディッシュで、メランコリーを帯びた不思議なトーンの歌声と、アグレッシヴで、重厚なギター・サウンドとの組み合わせは、デコボコでトゥー・マッチな感覚がある。どっと押し寄せてくる感情の荒波や、激しく複雑にせめぎ合った感情の渦にも、すっと身を委ねて、淡い夢のなかをふわりとたゆたうように歌う。歌に宿る、その静けさや凛とした佇まいが、深く心を揺さぶる。そしてリスナーの心をとらえた声に続くようにして、ノイジーで力強いサウンドが、余計な思いを洗い流していく。甘美な余韻と、いつ引っかかれたのか少しばかり痛みや切なさといった傷跡も残す、静謐で鋭いアルバムだ。(吉羽 さおり)