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Japanese
今夜絶対あの子に電話しよう、今夜絶対いい時間を過ごそう、今夜絶対雨が降りませんように......。この"今夜絶対"という言葉には"決意"と"願い"、両方の意味が存在しているように思う。紅一点ヴォーカリスト、瑞葵を擁するイツエの約2年振りとなる2ndミニ・アルバムは、9曲それぞれに強く拳を握りこちらに突き付けるような、はたまた強いまなざしを向けてその手でこちらの手を取るような、聴き手を振り向かせようとする揺るぎなさがある。彼女の強さとしなやかさに溢れた歌声に、優雅なメロディをものにする歌唱力と、そのヴォーカルに触発されるように、支えるように展開される誠実なオルタナティヴ・サウンド。そのふたつは凛と輝く月と澄んだ星空の関係性のように密接だ。2年という期間での成熟を感じさせる。
紅一点ヴォーカルの瑞葵、馬場義也(Ba)、久慈陽一朗(Gt)、吉田大祐(Dr)で2010年に結成された4人組バンド。今作は1stミニ・アルバム『いくつもの絵』以来9ヶ月ぶりにリリースされる1stシングル。どの楽曲もリード曲にできるほどの楽曲の完成度の高さとメロディ・センスの良さは今作で更に磨きがかかっている。特にTrack.1の「海へ還る」ではヴォーカルの瑞葵の表現力の豊かさと、イツエの描くほの暗さを孕んだ美しいバンド・アンサンブルが非常に高いレベルで交錯した、バンドの代表曲となり得るくらいの破壊力を秘めている。現在はライヴハウスを中心とした活動がメインだが、恐らくそう遠くない未来には大きなステージでこのバンドを観ているのではないかという期待感を抱かせる作品だ。
自分自身を縛り付けていた部分をなくしてみよう、面白いことをしてみようと思った
2015.04.19 @新宿LOFT
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