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まず、サプライズに届けられたプレゼントのようで嬉しい。そして、これは来るべき2nd アルバムへの序曲だろうか? GIRLS が6 曲入りEP をリリース。どの曲もGIRLS らしい、切なさと温もり混じるメロディが彩り、センシティヴにイマジネーションをくすぐってくる。1st アルバムの延長線という印象も受けるが、本作最大のトピックとして、初スタジオ・レコーディングという変化が挙げられる。前作でのくぐもったサウンドはクリアとなり、より繊細な魅力が引き出された結果に。ラテン風味の冒頭曲「Oh So Protective One」に顕著だが、ホーン・セクションを大胆に導入しサウンドの幅を広げた点も興味深い。傷心や逃避の果てに鳴らされた無垢の音楽は世界中から称賛されたが、新たなマテリアルを手にした今、ふたりは何を想い飛躍するのか……。(伊藤 洋輔)
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カリフォルニア出身の男性二人組、GIRLS。ローファイなドリーミー・サウンドと、サーフ・ポップ、60年代ポップスを土台にした甘いメロディ。シンプルながら、ゆったりと身体をスウィングしてくれるリズム。Christopher Owensの気だるいヴォーカルも相まって、心地よさと同時にノスタルジーも漂わせる。アルバムの通低音となっているのは、非現実へぶっ飛ばされる類のサイケデリアではなく、現実の匂いを失わない物語性を持った美しいドリーミー・ポップ。ここのところ、ドリーミーなサーフ・ポップを各々の解釈で鳴らすバンドが続々と登場しているが、このアルバムがその起爆剤となるだろう。DEERHUNTERやVIVIAN GIRLS、BLACK LIPSなどに夢中になった人は、必聴。(佐々木 健治)