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LIVE REPORT
Japanese
イルリメ
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2010.05.16 @新代田 FEVER
Writer 佐々木 健治
イルリメの最新作『360°SOUNDS』リリース・パーティー。この日はまさにパーティーという表現がバッチリと合う夜だった。新代田FEVERに到着すると、やけのはら×ドリアンがスタートする直前。やけのはらがいつもの調子で観客をフロアの前に誘導しながら、ライヴがスタート。「ロックとロール」から始まり、キミドリの大名曲「自己嫌悪」のカヴァー、「デイドリーム」そして、お客さんを七尾旅人役にしてステージに上げての「ローリンローリン」。全4曲。ドリアンのアーバンでグルーヴィなキーボードとやけのはらのラップ&お客さんとのコミュニケーション。フロアの空気をパーティ色に染め上げるスキルは、さすがの一言。
続いてもやけのはらも参加するyounGSounds。HIP HOPもディスコもお囃子的ビートもハードコアに変換するミクスチャー感覚。とにかくファンキーでハッピーなハードコア。横ノリとモッシュが入り乱れる、強烈なパフォーマンスにフロアも炎上。
そして、いよいよイルリメが登場。アイドルであり、歌謡であり、最先端のHIP HOPであるハイブリッドなエンターテイメント性に、十分に暖まっていたフロアの空気がさらにヒートアップする。
時にはドラムでブレイクビーツを刻み、nextbeat NXT-1000(ワイヤレス型のDJツール)を駆使し、動き回りながら一人で自由に音を操るフリーキーなステージング。『360°SOUNDS』から「フィジカルグラフィティ」「WE ARE THE SOUND」と続く流れで、フロアをピークに導く。“この幸せな空間は一体、何なんだ!?”というくらいのVIBEがフロアを満たしていた。
その後、「元気でやってるのかい?」新作から「とらべるびいつ」、「トリミング」でダイブし、胴上げされ、フロアど真ん中での「イルリメNo.5」とアンコールまでフロアを巻き込み尽くす圧巻のライヴ。2004年の『www.illreme.com』の時から大好きな名曲「トリミング」を“この曲を最後にやるために最近はライヴをやっている”と語るイルリメ。感極まるものがありました。
終焉後、音好き達が残ってTRAKS BOYSのDJでゆるりと踊るあの空気まで、文句なし最高のパーティー。こういうパーティーがもっともっと必要だ!
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