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THE PRODIGY WARRIOR'S DANCE FEST
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2009.09.20 @幕張メッセ
Writer 佐々木 健治
開演時間より少し前に幕張メッセに到着すると、待っていたのは、凄まじい行列。入場までに時間がかかって、スタートには間に合わず。入場してチューハイ頼んでステージに向かう。
さすがにまだお客さんの数も少ないけれど、DJブースの前では、既に踊っているお客さんの姿が。
エレクトロとインディ・ロックを融合させるUKのSOUTH CENTRAL。2008年、バキバキのエレクトロに、絶妙なポップさを織りこんだ楽曲で、アルバム・デビュー前にも関わらず、高い注目を集めた彼等。SUMMER SONIC’08にも登場していたので、観たことがある人もきっと多いはず。
さて、途中からではあるが、そのDJセットも、基本的に直線的な縦ノリのロッキン・エレクトロ。正直なところ、こういう音には、どちらかというと飽和感を感じてしまう。ダンス・ミュージックと呼ぶにも違和感があるし、逆にロックと呼ぶにも違和感がある。
JUSTICE「We Are Your Friend」をこれでもかとぶった切るように解体したリミックスや、MGMT「Kids」のおいしいところを抜き出して、バキバキのロッキン・エレクトロにしたリミックスが、この日のSOUTH CENTRALのDJセットを象徴していたように思う。
数分間に一度はピーク・ポイントを演出し続けければならない、こういう場ならではのDJと言えば確かにそうだろうし、お客さんも入りきっていない時間帯での30分という短時間のDJセットという困難な状況もあるから、彼等にとっては可哀相な状況だったと言える。
それでも、SOUTH CENTRALもさすがのもの。アグレッシブなビートでライヴのようなノリを生み出し、お客さんもまだ入りきっていない状況ながらも、フロアをしっかりと盛り上げていった。
ただ、ライヴの楽しみ方、DJで踊る楽しみ方、それぞれ違う楽しみ方があるものだし、いっそのこと、2フロアでやったほうがハッキリしただろうし、もっと良さを出せたんじゃないかな。
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