
  LIVE REPORT
  
Japanese
EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX

2009.08.08 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
Writer 佐々木 健治
 そう言えば、しばらく生でEGO WRAPPIN’のライヴを観ていなかった。何かと映像では観ていたけれど、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXX名義では初。
今年、新作リリース、ツアーと行ってきただけに、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXXとして、どういうライヴをやるのか楽しみにしていた。
 中納良恵が、孔雀のようなレースを羽織り、舞いながら登場。「それじゃあ、いこうかないこうかな」と煽りながらスタート。
最初は、ロック調の勢いのある曲で、会場を盛り上げて行く。EGO WRAPPIN’というバンドのイメージからは少し外れている曲のようにも思うが、分厚い演奏に中納のパワフルなヴォーカルがあいまって、ストレートに観客を掴んでいく。
前半のロック・ナンバーであっても、一転してEGO WRAPPIN’らしいJAZZYなムード歌謡であっても、どんな曲調であっても、中納の歌声が持つパワーには圧倒される。
そして、しっとりと歌う「Just Looking In Your Eye」で、完全にEGO WRAPPIN’の世界へと観客を連れて行ってしまう。
続いての新曲は、柔らかいメロディとビートが印象的なスカに揺られるように踊る。
ラストは、「ノリノリ・ナンバーいっちゃってもいいかな!?」というMCに続いて、「PARANOIA」「サイコアナルシス」「Go Action」という怒涛の流れ。
 一気にフロアの興奮を極限まで高めるキラー・チューンの連発に、MOUNTAINが揺れるほどに誰もが踊りまくる。
これぞフェス仕様のライヴと言える、短い時間を全速力で駆け抜けるようなセット。
気がつけば、あっという間に終了してしまった印象だが、短い時間の中でも、EGO WRAPPIN’の繊細さとダイナミックさが融合したパフォーマンスを堪能できる、見事としか言いようのないライヴ。まさに、ライヴ・バンドとしての充実を示すライヴとなった。
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