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Japanese
"若者日記-東京編-" 2月18日(金)Spotify O-nest OPEN 17:45 / START 18:15 w/ とけた電球 / Monthly Mu & New Caledonia / Conton Candy
前作からレコーディングに参加していた横山航大(Ba)が正式加入して1年強経過。バンドの風通しの良さが1曲目の「トライアングル」からして窺える。各々の個性が爆発しているのに互いが互いを邪魔していない。絶妙なバランスの中、4人とものびのびと演奏しているのだ。歌モノの王道を行くポップ・センスとブラック・ミュージックに通ずるダンサブルなリズム感という両翼を広げたような「未来」と「DRAMA」があり、生身のサウンドで丁寧にドラマを描くバラード「焦がれる」があり。君は僕のもの......ではなく"僕が君のものになったら"と歌うヘタレなディスコ・ポップ「恋の美学」で締め。どこを取っても音がみずみずしく心と身体が自然に動く。これはライヴが楽しいだろうなぁ。
中毒性の高いライヴで注目を集める"クラスにひとりはいそう"な男子3人組、とけた電球が新体制として初めてリリースする1st EP。"このままではいけない"とわかっていたのに変われなかった悔しさが滲む「覚えてないや」、ツイてなかった1日の終わりにそっと手を差し伸べてくれるようなスロー・ナンバー「日々のかけら」など、タイトルのとおり"記憶"にまつわる全5曲を収録している。メンバー全員が制作に関わり、丁寧に紡がれた優しく語り掛けるような歌詞と、岩瀬賢明(Vo/Gt)の透き通った歌声の相性は抜群。マンドリンクラブで出会ったという彼ららしいリズミカルなメロディや、キーボードがいいアクセントになっている。グルーヴ感も心地よく、リピートして聴きたい1枚。
大阪からジワジワ知名度を上げている平均年齢19歳のガールズ・バンドの初ミニ・アルバム。甘酸っぱい恋心を歌うデビュー音源「アップルパイ」や、バンドが初めて作ったまっすぐなロック・チューン「ワタシ」から、オルタナ色の強いメランコリーなリード曲「カランコエ」、タイトなサウンドにメッセージを乗せた「ふたり基地」まで、1枚の中で末恐ろしいほどの成長が感じられる。どの曲も軽やかに透明感を纏いながらも、内側には確かに滾る想いが滲む。そんな心の内を赤裸々に、だけどどこか達観したように綴った全8曲に自ら"若者日記"と名付けるということは、"これは今だからこそ綴れること"と自覚しているのかもと思うと、いっそう輝きを増して届いた。リスナーそれぞれにお気に入りのナンバーが見つかりそうだ。
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