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INTERVIEW

Japanese

AIRFLIP

2019年03月号掲載

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Member:Satoshi(Gt/Vo)

Interviewer:荒金 良介

-「Gunless Cowboy」は英語詞ですが、自分の弱さを曝け出した内容ですね。

そうですね。何もできない自分だけど、これだけはやりたいという気持ちを書きました。この曲のアウトラインはFujimonが持ってきて、サビだけメロディをちょっと変えて、みんなでジャムって作ったんですよ。Fujimonの曲は凝っているし、サプライズを演出するのがうまいですからね。歌詞の内容的には、銃を持ってないから闘えないんだけど、大切な人は守りたいという感じになっています。

-"僕は君のカウボーイさ"(※歌詞日本語訳)とか、日本語だとなかなか言えない言葉ですよね。

はははは(笑)、そこは英語だから書きました。日本語だったら書けないですね。英語だとこういうふうに大胆に書けますから(笑)。でも日本語の歌詞を書くようになってからは、なるべく自分の実体験や弱さを曝け出した方が聴き手に伝わるかなと思うようになりました。

-「Way Home」は全編日本語詞に怒濤の2ビートというギャップがまた最高ですね。

全部日本語というのもチャレンジですからね。これは最後の方にできた曲で、疾走感のある曲が足りないと思ったので......。この曲も歌詞には時間がかかりましたね。他の曲と比べるとそこまで歌詞は多くないんですけど、日本語が苦手ということもあり、限られた文字数の中でストーリーを完結させるのが難しくて。

-いい歌詞だと思います。"掲げた旗が風になびいて青空に舞って/倒れないように折れないように支えれば/見つけてくれるから"の歌詞もちゃんと頭に画が浮かんできます。

そこもみんなで話し合って書いたところですね。

-そんな内容になってますよね(笑)。

はい。なので、今後もこういう作り方になると思います。日本語は言葉選びが難しいけど、お客さんにも伝わりやすいと思うから。

-「Memory」は配信リリースされていた楽曲ですけど、これはわかりやすい合唱コーラスを入れた曲調ですね。

英語と日本語で書いて、日本語のパートは結構生々しくリアルなことを書いたつもりなんですよ。人は誰しも変わることが怖いと思うけど、自分も変わらなきゃいけないし。そうすることで、逆に変わらないものが自分の中にあると気づくと思うから。前向きに頑張っていこう! って。

-あと、「Star Journey」も個人的に好きな曲で。歌詞も壮大ですよね。これはどういうアイディアから生まれてきた曲なんですか?

これもアウトラインはFujimonが作って。メロディを聴いたときに壮大なイメージを受けたんですよ。それで頭の中に星が浮かんできたんですよね。あとから話を聞いてみると、Fujimonも星を思い浮かべていたみたいで、歌詞を見せたときに驚いてました。歌詞の内容としては、星と旅を重ね合わせて書いてみようかなと。歌詞そのままですけど、星は遠いところにあるけど、何年かの年月をかけて光を届けてくれるわけじゃないですか。AIRFLIPも、何年かかるかわからないけど、光を届ける存在になりたいなと。

-この曲にはRyan Key(ex-YELLOWCARD)が参加していて、これも大きなトピックですよね。

部分部分で歌ってもらってます。以前から歌詞を誰かとコラボしたいという話が出ていて、そのときにRyanの名前が上がっていたんですよ。僕も海外のポップ・パンクが大好きだし、YELLOWCARDも聴いてましたからね。それでお願いして、今回参加してもらいました。ほんとにバンドって夢があるなぁと感じますね。これを機会に関係性を築けていけたらいいなと思います。


仲間の存在を大事にして、みんなを巻き込んで大きなステージに立ちたい


-今回のアルバム名にはどんな想いを込めているんですか?

いつも"新たに"という気持ちはあるけど、ここから4人の旅が始まる意識でやろうと。AIRFLIPに関わるすべての人を大事にしていきたい気持ちがあるので、ここからさらに忙しくなると思うけど、それをないがしろにしちゃダメですからね。そういう意味で付けたアルバム名です。これから道は険しくなるかもしれないけど、仲間の存在を大事にして、みんなを巻き込んで大きなステージに立ちたいですね。

-今作のレコ発ツアー"Friends In My Journey Tour 2019"はどういう気持ちで回ろうと考えていますか?

3月から始まるんですけど、20本ぐらいやるんですよ。このツアーは準備することも多いので、今まで観てくれていた人もそうだけど、初めて観る人にも一発で突き刺さるライヴをやりたいですね。このツアーが終わるころにはどれだけ仲間が増えるのか、すごく楽しみで。今まで以上に多くの人に届けることを念頭に置いて、ツアーを回りたいですね。