Japanese
Payrin's
2017年12月号掲載
Member:桜木 もち子 佐藤 瑠佳 遠坂 まどか プロデューサー:脇元 敬等
Interviewer:岡本 貴之
2017年4月より新体制として活動をスタートさせた3人組アイドル・グループ Payrin'sが12月13日に初の全国流通盤となる1stシングル『dim』をリリースする。もともと、オルタナティヴ・ロックやUKロック、ボカロのエッセンスなども取り入れた四つ打ちギター・ロックを楽曲のコンセプトとしたグループだが、今作ではよりハード・エッジなギター・サウンドとダークな音像を前面に押し出している。メンバーの桜木もち子がリード曲の作詞を手掛けるなど、グループを知るうえで重要な意味を持つであろう今作について、メンバー全員にプロデューサーも交えて話を訊いた。
-Payrin'sはどんなメンバーで結成されたグループなんですか?
もち子:私はもともとアイドルをやってみたくて、SNSで自撮りや人に撮ってもらった写真を発信していたのをプロデューサーさんが見て、声を掛けてくれました。
瑠佳:私は、普通に就職したりはできないなと思っていて......。でも承認欲求はあって。だから最初はメイドカフェとかで働ければいいかなって思ってたんですけど、プロデューサーさんがアイドル・グループを結成するために人を探しているって聞いたので、紹介してもらったんです。
-どうして就職できないって思ったんですか?
もち子:なんか想像できないよね?
瑠佳:うん。結構。あんまり学校にも行けてなかったし、朝起きれないから無理だと思いました。
-アイドル活動も大変だと思いますけど。
瑠佳:でも絶対アイドルをやるよりも普通に働いている方が大変だと思う。絶対アイドルの方がやりがいがあると思うし。
もち子:私、褒められないとやっていけないので。でも普通に会社に行って働くのって当たり前じゃないですか? だけどアイドルをやってたら、ライヴをやるたびにみんなが褒めてくれるんですよ。
瑠佳:存在を感謝されるというか。それって本当にすごいと思うんですよ。アイドルをやっていなかったら、そんなことないので。
もち子:"もっと感謝されるように頑張ろう"って毎回ライヴごとに思えるんです。だけど、学校に行ってたときは"明日も嫌だな"って思いながら通ってたし、就職したら仕事も同じようになる気がしていて。それだったらアイドルの方が向いてる気がしたんです。もともとアイドルが好きだったこともあって。
-さっき瑠佳さんが言った"承認欲求"が満たされると思ったのがアイドルだったっていうことですね。まどかさんはどうしてPayrin'sに入ったんですか?
まどか:私は音楽を全然やってなくて、SNSに自撮りを投稿したり、コスプレをしてイベントに出たりしてました。それを見たプロデューサーさんが声を掛けてくれたんです。私は今、大学1年生なんですけど、大学生活もそんなに楽しめないだろうなと思っていて。何かもうひとつやりたいなって。コスプレ撮影会に出たりするのもいいけど、実はそんなに向いていないなと思っていて。もともとアイドルはそこまで好きじゃなかったんですけど、それでも"変わりたい"と思ったのが一番の理由かもしれないです。
メンバー全員"必要とされたい"っていう気持ちが強いんだと思う
-3人とも、普段の自分とは違うものをアイドル活動で表現したいと思ったのかな。
瑠佳:みんな全然性格が違うけど、すごく仲がいいんです。きっと絶対同じところがあるからだと思う。"必要とされたい"っていう気持ちが強いんだと思う。
もち子:それはある。"承認欲求"が強い。人より褒められたい(笑)。
まどか:うん、もともと自信がないから。普通に大学に行っていて、ここまで褒められたり注目されたりすることってないから。
-そうですか?
まどか:そうです(笑)。
瑠佳:いや、あんたはかわいいよ?
もち子:でもどこかで、自信はきっとあるんだけど、それ以上に自分のコンプレックスとか、"これ本当にかわいいか?"って思う気持ちが勝ってるから、人から"かわいい"って言われることでホッとするみたいな。
まどか:そうだね、ホッとするよね。
-1stシングル『dim』は2曲ともすごくハードなギター・サウンドが特徴ですけど、みなさんが好きな音楽がそういう音楽なんですか。
もち子:私はずっと昔からボカロとかを好きで聴いていて、ハードな曲も聴くしゆったりした曲も聴くし、アニソンも好きです。
まどか:もともとプティパ -petit pas!-さんの曲が好きだったので、同じ方に作曲していただいていることもあって、自分たちの曲は好きだなって最初から思ってました。
瑠佳:私はめっちゃバンドを聴いてました。なので、そういうギター・ロックの曲はすごく好きですね。
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