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INTERVIEW

Japanese

ベイビーレイズJAPAN

2017年10月号掲載

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Member:大矢 梨華子 傳谷 英里香 林 愛夏 高見 奈央 渡邊 璃生

Interviewer:沖 さやこ

メンバー全員の気持ちが歌になって誰かの耳に届くというのは、むずがゆくもあるけれど、嬉しくもある


-なぜライヴでの歌唱をレコーディングに持ってくることができたのでしょう?

林:5周年のタイミングでのリリースで気合が入ったのもあるし......あとは「僕らはここにいる」のおかげですね。いつもはプロの人による仮歌が入ったものを聴いてレコーディングするんですけど、この曲は仮歌から自分たちで歌っていくというか、根本のところから(作詞作曲者である)堀江(晶太)さんと一緒に作っていったんです。長い時間をかけて制作していたので、曲の中に入りやすかったのかなと思います。

傳谷:「僕らはここにいる」は堀江さんと私たちで作ったという感覚がすごく強くて。5年間活動してきた私たちがいま伝えたいことを全部堀江さんが詰め込んでくれたので、"本当にありがとうございます!"という気持ちです。素敵な曲をいただけて幸せです。

-その結果これだけエモーショナルな曲ができたということは、全員がベイビーレイズJAPANに熱い想いを持っているという証でもありますね。

メンバー全員:そうですね。

傳谷:いままでも同じように思っていたとは思うんですけど、「僕らはここにいる」を作っているときに、"私はこれだけベイビーレイズJAPANに対して強い想いを持っていたんだ"と再確認をしたんですよね。堀江さんに話すことによって、どれだけベビレについて思っているか、自分の生活がどれだけベビレに染まっているかが理解できて。みんなの声が入ったものを聴いたときに、ちゃんと同じ時間を同じように過ごせているんだなと思ったし。このタイミングでベビレへの想いは個々でまた濃くなったと思います。

大矢:「僕らはここにいる」は5人の気持ちがすごく強く出た1曲になったと思います。初披露だったときもファンの方々が涙を流して聴いてくださったんです。初めてライヴで聴いたとしても、伝わるものは伝わるんだな......って思えました。

林:私たちは個々に、アイドルになろうと思ってこの世界に入ったわけではなかったんです。負け犬アイドルとして活動がスタートして、デビューしてすぐ辞めてもよかった。でも、5年続けてきた。それが「僕らはここにいる」なんですよね。いままで見守ってきてくださった方々にも、初めて出会う方々にも"ベビレが存在する理由"が自然と伝わったらいいな......という想いが溢れています。

高見:5周年を迎えてメンバーが変わっていないことに驚かれることがすごく多くて。5年やってきて"辞めたい"と思ったタイミングも個々にあったとは思うんですけど、私は"辞めないのはなんでだろう?"と考えたことがなかったんですよね。5年という年月が経ったからこそ、みんながここにいる理由がメッセージとなって響くのかな。

渡邊:自分から言いたくても言えなかったことや、特に言おうと思っていなかった気持ちもたくさんあって。そういうものをちゃんと曲にしていただきました。「僕らはここにいる」を通じて初めて知ったメンバーの気持ちもあるし――メンバー全員の気持ちが歌になって誰かの耳に届くというのは、むずがゆくもあるけれど、嬉しくもある。そういう曲を5周年という節目に、(活動初期からベイビーレイズJAPANに楽曲提供をしている)堀江さんに作っていただけたのは良かったという気持ちがあります。

-ベイビーレイズJAPANのこれまではもちろん、未来が見える曲だと思いました。ではりおトンが作詞に参加している「アンチヒーロー」についてもうかがいたいのですが。

渡邊:1年くらい前からマネージャーさんに"作詞をしたい"という話をしていて。"THE BRJ"というタイトルからもベビレらしさ、メンバー個人個人のらしさが反映されたものになった方がいいよね、というところから今回作詞をさせていただくことになりました。以前からベビレに作詞作曲をしてくださっているTOTALFATのKuboty(Gt/Cho)さんに作曲をしていただいて。まずワンコーラス目を作ったあとに全体を作ったんですけど、テーマ自体はすぐ決まりました。

高見:私たちは詞について、りおトンから何も聞かされてないんです。私が"歌詞の中にある「東京 ゼロサン」って芸人さんでしょ?"と言っちゃったから、たぶん恥ずかしくて言わないんだと思うんですけど(笑)。

渡邊:ディレクターさんにも散々突っ込まれたから......(照笑)。

林:で、どういう意味なの?

渡邊:えっ......(笑)。"ゼロサン"は、父と子と精霊が三位一体の神様ということで(※キリスト教の教え)。だから"東京 ゼロサン"は"東京で神様に祈っている"という意味があって。

高見:2番にある"東京 イチニイ"は?

渡邊:聖書において12という数字は重要で。キリストの弟子は12人で、ユダがキリストを裏切ってからもひとり弟子を加えて12人をキープし続けていたんです。時計も12、1ダースも12だったり、12という数字は結構世の中でも重要な数字になっているんです。でも、この"イチニイ"は"ゼロサン"に付随するようにつけたから、これ自体に意味があるわけではないんですけど(笑)。

大矢:へぇ、そうなんや。"東京 ゼロサン"歌ってるの高見さんやから。

高見:うん、ずっと"「ゼロサン」ってなんなんだろう?"と思って歌ってたんですけど(笑)。

渡邊:神様に祈ってる感じで歌ってください(笑)。

高見:わかりました(笑)。