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INTERVIEW

Japanese

浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS

2017年01月号掲載

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Member:浅井 健一(Vo/Gt) 中尾 憲太郎(Ba) 小林 瞳(Dr)

Interviewer:山口 智男

-今回のアルバムは、激しい演奏の中にそんなふうに想像力を掻き立てるところがいろいろある。そういうところがアルバム全体の深みに繋がっていると思うんですよ。

浅井:そうかもね。よくできたと思うよ。2ndアルバムが大変だ(笑)。ただいいものだけを求めて、何も考えずにやるけどね。

-「細い杖」で25年前の思い出を歌詞にしようと思ったきっかけは?

浅井:曲が先にあってさ、レコーディングに入る日が決まってたから、そろそろ歌詞を完全に上げなきゃいけないという日々が続いとったんだけど、そんなときはもう真正面からやるしかない。で、机に向かって、今日作らなきゃと思うんだけど、そう簡単に歌詞なんて出てこない。めちゃくちゃ難しいし、苦痛だし。それを逃げずにやるだけだよね。そんななかで、絶対に作るんだって気持ちで考えとったら、これが出てきたんだ(笑)。そうとしか説明しようがない。

-浅井さん、歌詞は机に向かって書くんですね?

浅井:書くね。もちろん、いろいろなときがあるよ。二日酔いでぶっ倒れとって、目が覚めてぼーっとしているとき、ふと思いついたりするから。そういうときは横になったまま書くけどね。

-「マス釣り」もいいですよね。釣りの歌をこんなふうにロックンロールに乗せて、かっこよく歌った曲は他にないんじゃないかって。

浅井:ないよね。サウンドがかっこよくて素直なことを歌えば、何でもかっこよくなるよ。でも、素直じゃないとダメだよ。ウソが入るとダメだね。

-マス釣りなんて行くんですか?

浅井:行くよ。ずっと前も行ったし、今年の夏も久しぶりに行ったね。結果、俺は釣りが全然好きじゃないってことが判明したけどね(笑)。1時間ぐらいやったらすぐ飽きたもん(笑)。

中尾:ハハハハ(笑)、それいい話だな。

浅井:瞳ちゃん釣りやったことある?

小林:ありますよ。

浅井:釣れた?

小林:釣れましたよ。ちっちゃいフグみたいなのが。

-じゃあ海ですね。浅井さんも海釣りに行ってみたらどうでしょうか?

浅井:行ったことあるよ。

-海もダメですか?

浅井:うん、好きじゃないね(笑)。子供を連れて船で海釣りに行ってさ、結構釣れたんだよ。アジ、イシモチ、ソウダガツオなんかが20匹以上釣れて、全部さばいて食べたんだけど、もう魚見たくなかったもん(笑)。

-中尾さんと小林さんもオススメの曲を教えてください。

小林:「何あせってんの」が好きですね。激しいんですけど、メロディックなところもあって。あと「フルサト」(Track.9)もマイナー調の曲なんですけど、好きですね。

-「フルサト」は僕も好きです。こんな激しいリフのあと、こういうマイナー調の歌メロが来るって結構意外でした。

中尾:あぁなるほど、そっか。俺も「何あせってんの」かな。歌い出しの"何あせってんの"って歌詞が俺のことを言われてるのかなってドキッとするから、毎回落ち着こうと思います(笑)。

浅井:俺もこの間、自分のことを言っとんのかなって思った(笑)。

中尾:そういうハッとする言葉が結構急に出てくるからウワッとなるんですよね。「マス釣り」の"竿買っとけよ"なんて、まさにそう。"買います"って思ってたら、さっき"釣りは好きじゃない"って(笑)。買わなくてよくなったわって。

浅井:好きじゃないけど、(釣りには)たまに行きたくなるよね(笑)。

-「何あせってんの」は、僕もいつも浅井さんにインタビューするとき焦ってるからドキッとしました(笑)。

浅井:だいたいみんな焦ってるよね。俺も含め(笑)。