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INTERVIEW

Overseas

James Bay

 

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-なるほど。Track.2「Hold Back The River」は、本当に美しい曲なので多くの人たちを虜にしたんだと思うのですが、この曲はどんなふうにして生まれたんですか?

ありがとう! どうやって書いたんだったかな? 2年前ぐらいに書いたんだけど、そのころ僕は突然忙しくなって――まあ今の方が忙しいんだけどそんなに多忙になったのは、初めてのことだったんだ。もう今は慣れたけどね。それで2年前からアメリカに何度も行くようになって、イギリス中を移動して他の人たちと一緒に作曲したりレコーディングしたりして、ショーもいっぱいやって。ツアーを終えてロンドンに戻ったら、またすぐにツアーに出てた。僕は長い間サポート・アクトをやってて、それも前座として回ったツアーだったんだけどそのツアーのあと、ロンドンで初めてのヘッドライナー・ショーをやったんだ。100人ぐらいしか入らないパブなんだけど、観客の僕の家族と友人が中心だったから、僕はすごく興奮してた。そのあとも予定は詰まってたんだけど、"今夜はみんなに会える、素晴らしい時間になるだろうな"ってね。そしてその夜は本当にあっという間で、まばたきをする間に過ぎ去った。その翌日、僕はデモをレコーディングすることになっていて、スタジオに行ったんだ。そのときの僕は、前夜のショーで僕の目の前にいるみんなを見て、みんなのことを恋しく思っていたことに気づいて、少し感傷的になっていたんだ。"Hold Back The River(=川の流れをせき止めて)"っていうのはちょっとした比喩で、このクレイジーな忙しさを止めて、自分のペースを取り戻して、僕が1番大切に想っている人たちとの時間を過ごしたいっていうことを言っているんだ。"僕はあまりそばにいれないけど、僕の心は決して離れていないよ。電話してくれれば、いつだって話せるよ。だから僕を忘れないで"みたいにね。それがこの曲のストーリーだよ。

-ラヴ・ソングだと思っていたんですが、典型的なラヴ・ソングではないんですね。

ちょっと違うタイプのラヴ・ソングだよ。僕が一緒に育った人たちに対する愛だからね。

-素敵ですね。どの曲も素晴らしいですが、Track.1「Craving」の情熱的な歌詞が特に印象に残りました。この歌詞は何にインスパイアされたんですか?

子供のころは家にいるのが大好きで、旅には興味がなかったんだ。僕はヒッチンっていう小さな町で生まれ育ったんだけど、ヒッチンの外に出たいなんて思ったことがなかった。でも、19歳のときに突然、ヒッチンだけで音楽をやっているわけにはいかないって気づいた。音楽で成功したいなら、イギリス中を回って、世界を回らなきゃって思ったんだ。その"外に出よう、この場所以上のことを見つけよう"って切望する気持ちに、「Craving」(=切望)はインスパイアされたんだよ。

-アルバムの中で、特に誇りに思っている曲はありますか?

それは1番難しい質問だな。僕の曲は全部、僕の子供みたいな存在なんだ。全員平等に愛してる。全曲誇りに思っているよ。

-このアルバム全体を通して、何かリスナーに伝えたかったことはありますか?

僕自身が音楽を聴くときに望むことは、ただ心を動かされることなんだ。何かを感じたい。だから僕も、リスナーの心を動かしたい。ハッピーになるか悲しくなるかは問題じゃなくて、ただ感動して欲しい。音楽に必要なのはそれだけだと思う。1番大事なのは、何かを感じてもらうことなんだ。僕はそう思っているから、そういう音楽を作っていきたい。

-アーティストとして、これから達成したい1番の夢は何ですか?

永遠に音楽をやり続けること。そして、世界中でプレイしたいよ。

-それこそTHE ROLLING STONESみたいに、ですね。

そうだね。THE ROLLING STONES、Bruce Springsteen、Michael Jackson、数々の大物アーティストたちのようにね。人々が大好きになってくれて、共感してくれる素晴らしい音楽を作り続けて、その音楽を世界中でプレイし続けたい。日本でも他の国々でも、永遠にね。

-3月の来日公演も楽しみにしています! ちなみに日本について、何かご存知ですか?

いやー、ぶっちゃけると、僕の好きなアーティストたちが日本によく行って楽しんでいることしか知らないんだ。でもそのアーティストたちがインタビューで、"日本はどこよりも面白い場ところだ"って言っていたのを読んでいたから、日本でプレイしたくてたまらないんだ。

-ロンドンとかで日本食を食べたことはあります?

いや、それすらなくて。アメリカで一度、日本食っぽいものを食べたことはあったかも。だから日本で本物の日本食を食べたいよ!

-来日したら、ぜひたくさん食べてください! では最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

日本のファンのみんな! 僕のファンが日本にいるなんて、信じられないよ。僕の音楽が日本に何らかのインパクトを与えてるって、最高にクールだよ。だから、僕がプレイしに行くまで待ってて。3月には君たちに会いに行くから! 僕の音楽を聴いてくれて、本当にありがとう!