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INTERVIEW

Japanese

SHAKALABBITS

2015年05月号掲載

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Member:UKI (Vo) TAKE-C (Gt) YOSUKE (Ba) MAH (Dr)

Interviewer:荒金 良介

-今回シングルという形態は久々のリリースになりますよね。このアイディアはいつごろに思い浮かんだのですか?

MAH:去年の11月ぐらいですかね。

UKI:アルバムを作る気持ちでいたけど"シングルがいいんじゃない?"とスタッフに提案されて、"そうか、シングルはずっとやってなかったな"と思って。久々にアルバムを出す前に、シングルを作る流れがあってもいいのかなと。

MAH:イメージ的には本の著者近影みたいな。シングルにはああいうイメージがあるんですよね。"最近のSHAKALABBITSはこういう感じです"という気持ちで選曲しました。あと、今回はRei(Rei Mastrogiovanni)に『Climax』のリミックスを頼んだから、3曲だけど飽きずに楽しめる音源になったかなって。

-"著者近影"と言ってましたが、今のSHAKALABBITSの姿を改めて紹介したい気持ちがあったんですか?

TAKE-C:シングルをリリースするというのにはそういう印象がありますね。僕らの場合はダーッと曲作りをするので、その中で"どれをシングルにする?"という選曲なんですよ。それは昔からずっとそうですね。

UKI:完全に気分だもんね。

TAKE-C:そうそう。今、この曲が好きだからみたいな。

UKI:多数決で好きな曲を選んだ感じです。いつもそんなに深くは考えず、何かタイアップもあるわけじゃないので。

YOSUKE:「Climax」は今1番好きな曲だもんね。

UKI:今も曲を作ってるところなんですけど、好きな曲はどんどん出てきますからね。2曲目の「I'll miss havin' ya 'round tonight」は一昨年に作ったものだけど、満場一致で。

TAKE-C:アレンジは作った当時と全然違うんですけどね。改めてアレンジし直して、結果的に今の自分たちが求めている感じになったかなと。

-今作の音源を聴きながら、改めてSHAKALABBITSはどのジャンルにも当てはまらないバンドだなと。

MAH:例えば何かのオファーを受けて、こういう曲をやってみたいという気持ちはありますけどね。とにかく、誰かと被るのが嫌いなんですよ。

UKI:誰もやってないことをやりたいって気持ちが先行してるからね。

MAH:こういう表現ができた!と思って、嬉しくなる瞬間はあるけどね。SUBLIMEっぽくなって嬉しいな、FISHBONEみたいな感じできた!みたいな。ただ、あえて被せてくるほどダサイことはないから。それはやりたくないですね。

-Track.3の「Climax (REI MASTROGIOVANNI Remix)」はReiさんのリミックスですよね。これは別の曲と言ってもいいくらいの変わり様ですね。バンド側からは何か注文したんですか?

UKI:"ダンス"しか言ってないですね。ダンスとしか。"Reiの感覚で好きにやっていいよ"って。Reiのリミックスで、なおさら歌詞が聴こえてきたから、作ってもらって良かったです。

TAKE-C:Reiの色もすごく出てるし、いいコラボができたと思います。出てくる音も"Reiっぽい!"と思いましたからね。

-今作もカラフルでポップ、楽曲全体からエネルギッシュなオーラが溢れてます。

TAKE-C:そう受け取ってもらえたなら、僕ら的には良かったです。

MAH:「Climax」はいつも通りにデモテープを作って、それをみんなに聴かせたんですよ。

TAKE-C:俺はいろんな曲がある中で、この曲のメロディが1番好きだったんです。デモテープの段階からみんな"いいね!"って言ってたし。仮タイトルも"ナンバーワン"ってつけてたぐらいだから。MAHが弾き語りで作ってきた段階から、この曲かっこ良くなるなって思ってました。

MAH:"ナンバーワン"って言ってたのはTAKEちゃんだけだけどね。

TAKE-C:ああ、そうか(笑)。俺が"ナンバーワン"って勝手につけてたんだ。俺はそう思ってたんだよね。

YOSUKE:兄貴が隣で"ナンバーワン"って言ってたから、ああ、そうだなと思いました。この曲を形にできたら素敵だなと思い、それから肉付けしていきました。

UKI:テンポが落ちた形で聴くと、イメージが沸きやすくって。その中でも「Climax」はあれもしたい、これもしたいって、いろいろ閃めくスピードが速かったからね。CDを入れたとき1曲目に流れるとしたらを想定して、アレンジし直した部分もあったり。さっきも話しましたけど、シングルは好きな曲を出すという感覚で。その感覚は来月変わるかもしれないし、インタビューで話すうちに「Climax」への思いが深くなる感じですね。