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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ

 

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Member:たなしん(Ba/Cho) 渡邊 幸一(Gt/Cho) 金廣 真悟(Vo/Gt) ペギ(Dr/Cho)

Interviewer:荒金 良介

-そうなんですね(笑)。

金廣:で、5週連続で企画しようと。

渡邊:今思えば無謀でしたけど、当時はうだつの上がらない現状を何とかして打破するために何かアクションを起こしたいという一心で。八王子リップスも応援してくれたら、やろうと。まさに"挑戦"ですね。

たなしん:いやあ、大変でしたねえ。

金廣:メロディックの日もあったけど、ウチらは一切メロコアをやらないという(笑)。

渡邊:ヒドイ話だね(笑)。今までの自分たちの繋がりを全部使って、5日間企画しようと。

たなしん:SECRET7LINE、MY SUMMER PLAN、Half-Life、Pocketlife、旅団、あと、若手を巻き込みたいと言って、そのへんのバンドにも声をかけたんですよ。節操ないですよね(笑)。とにかくいろんな人に知ってもらいたかったんです。ちょうど初日の八王子マッチボックスでTOTALFATが企画してて、そこはソールドしてたんですよ。で、メンバーが顔を出しに来て、"おまえらは全然変わってねえな!"と言われて、ムカついた記憶はありますね(笑)。

-変わってないな、というのは?

渡邊:何だろ、雰囲気ですからね。

ペギ:ぬるくやってんな!って。

全員:はははははは。

たなしん:Bunta(TOTALFAT)にすげえ言われたなあ(笑)。

-当時の"挑戦"はバンドの名前を改名して、とにかく何かしら波を起こしたい!という気持ちでした?

金廣:そうですね。何かやろう!という気持ちに溢れていたから、バンドの空気は悪くなかったと思うんですよ。ただ、何が正解かわからないし、それを示してくれる人もいなかったし。

渡邊:グルグル回ってる状況ですね(笑)。

金廣:例えば今日は俺がMCするとなったら、終わったあとに"あまり良くなかったね"となれば、毎回MCもコロコロ変えてました。だから一向に目標が定まらない(笑)。

-へぇー、そうなんですか。

渡邊:極端に言えば、そういう感じですね。それも何とかしたい!と気持ちの表れではあるんですけどね。

たなしん:バンド内でもいろいろ話し合ったし、その一体感はあったと思います。ただ、何をしていいか、ほんとにわからなかった(笑)。

-試行錯誤していたと。ペギさんはどうですか?

金廣:ロンゲだったころよね(笑)?

ペギ:ああ、ロンゲでしたねえ。それ関係なくないっすか?

全員:はははは。

ペギ:ドラマーのポリシーとして、ロンゲ、黒髪というのがあったんですよ。

渡邊:今、全部違うやん!

全員:ははははははは。

ペギ:それはまだ貫いてる時期で、バンドがどうなりたいという気持ちはあったけど、それより俺のポリシーを守らなきゃみたいな。だから、まだまだ各々の視点が強かった時期じゃないですかね。それで"挑戦"をきっかけにバンドとして何かひとつのものを動かさなきゃいけないって思ってた時期だったのかもしれない。でも本当は俺の雰囲気はこのバンドに全然合ってないと、薄々は思ってましたからね。

全員:はははははは。