Japanese
D.W.ニコルズ
2014年12月号掲載
Member:わたなべ だいすけ(Vo/Ag) 鈴木 健太(Gt)
Interviewer:奥村 小雪
-"小さなその手を"っていうフレーズから、親子を想像したのですが。
わたなべ:そうですね。親子の歌です。でも恋人同士にも取れるようにしてあります。
-『スマイル2』だけでも素晴らしいですが、さらに特典も豪華ですよね。TOWER RECORDS、Amazon、オフィシャル通販・会場でそれぞれ違うCDが付いたり、ヴィレッジヴァンガードではDVDが付いたり。
わたなべ:そうなんですよ。まずはいっぱい買ってくれた人にお礼がしたいっていうのがひとつと、それによって何枚も買いたくなる人がいてくれたら、CDの売上枚数が伸びて、僕らも次のステージにいけるっていう。ファンへのお礼でもあり、お願いでもあるんです。
鈴木:友達にあげたりとか、親にあげたりとかって自分用と別に何枚もCDを買ってくれる人がすごく多くて、そういう人のためにもなるなって。
わたなべ:特典といってもクオリティは高いと思いますよ。マネージャーがいつも"これほんと出したらええやん"って言います(笑)。
鈴木:さらに作るときに"そんなええの作ったらアカンで"って言われる(笑)。
わたなべ:どんどん良くなっちゃうからね(笑)。
鈴木:特典CDに収録される未発表曲とか、このあともうまったく収録されない可能性も高いから、そしたらちゃんと録っといてあげなきゃと思うわけですよ。
わたなべ:いつか特典用に健ちゃんが録った曲だけを集めたベスト・アルバムとか出せたらいいね。
鈴木:それ面白いね。
-そして2015年は、バンド結成10周年を迎える年ですよね。1月には大阪と東京でニューイヤー・コンサートが行われますが、すでに演出などの構想は練ってらっしゃるんですか?
わたなべ:やっぱり「ニコルズのドンマイマイのマイ」がニューイヤーで盛り上がるポイントだと思うんです。ファンのみんなから失敗しちゃったエピソードみたいなのを募集して、それを僕が歌にしてみんなで"ドンマイマイのマイ"って励ましてあげるっていうコーナーみたいなのやりたいな(笑)。
-それ楽しそうですね。
わたなべ:毎回違う「ニコルズのドンマイマイのマイ」が聴けるとかね。"今日私のドンマイ流れた!"みたいな(笑)。
-東京公演は1月25日、ニコルズの日ですね。2009年から、ニコルズの日にはライヴやUstなどいろいろ企画を行われてきましたよね。
わたなべ:始まったのは2009年ですね。なかなか浸透しないですけど(笑)。
-"ニコ"って付くバンドさんって結構多いですもんね。
わたなべ:そうなんですよ。NICO ○○ the Wallsとかね(笑)。でも言い続けることが大事かなと。なんとか"25"は死守したいなと。国から認定されるまで続けます(笑)。
-ぜひ毎月25日を祝日にしてください(笑)。
鈴木:毎月祝日が1日増えたら相当な功労賞ですよ(笑)。崇められるよね。
-期待してます(笑)。では最後に、2015年へ向けて意気込みをお願いします。
鈴木:ニコルズは極まれに見る"ずっと緩やかに右肩上がりを続けてるバンド"だと思うんですよ。ドーンと売れるわけじゃないけど、決して落ちもせず緩やかにファンを増やしていってるっていう。だから2015年も別に飛び級を狙うことなく、着実に広げていきたいなと思いますね。でも10周年はひとつの節目なので、10周年を理由にいろんな面白いことやって、広がりかたをちょっと加速したいな。
わたなべ:10周年なので、なにかひとつまとめた作品を出したいなと思ってるし、ライヴもできるだけでかいところでやりたいです。盛大に感謝ライヴみたいなのをやりたいので、そのために僕らがもう1個上のステージに上がらないとですね。そのためにも、僕らが調子良いときだけじゃなくて、調子悪いときにも応援してくれてたファンに本当に感謝してて、そのファンの力をここでもう1回借りて、一緒に大きいところででっかいことやれたらいいなと思ってます。
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