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INTERVIEW

Japanese

D.W.ニコルズ

2014年12月号掲載

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Member:わたなべ だいすけ(Vo/Ag) 鈴木 健太(Gt)

Interviewer:奥村 小雪

-「ローリンローリン」のMVは10月より渋谷で開催された3ヶ月連続1,000円ワンマンの第1回目公演の会場で撮影されたんですよね。

鈴木:1,000円だからコンセプト通りお試しで若い人とかが来てくれたりして。

わたなべ:1,000円分の軽い感じにすればいいのに結局いつも通りのライヴをやっちゃって(笑)。

鈴木:セットリストを決めてるときは、"1,000円だからこのくらいにしとこう"みたいに言ってるんですけど、いざ始まったらだいちゃんが1番盛り上げますからね(笑)。

わたなべ:4,000円もらうホールのライヴでも無料のインストア・ライヴでも、全部同じ感じでやっちゃうんですよね。人が前にいて俺を見てるともうダメなんです(笑)。その前まではチケットの値段のこととかも覚えてるんですけど、前に出て人が俺を見て笑ってくれてたらどんどん盛り上げちゃって。少しでも多く笑って欲しいというか。

-MVになった公演では光る指輪を配られたとか。

わたなべ:そうなんです。この指輪、グッズにしようかとも考えてて。物販で売ってたらきっとそれを買いたくなって、一緒に手を挙げたくなるだろうから、いっぱい作ろうかなと。

鈴木:ファンとどう一緒に楽しむかみたいなのをいっつも考えてるよね。一生懸命考えて試すと大成功するので、それが楽しくてどんどん考えるようになって。

-そういえば、最近のニコルズのライヴには"フランスパン"が登場するっていう噂を耳にしたのですが......。

わたなべ:そうなんですよ(笑)。最近ファンのかたが持ってくるんですよ。「フランスパンのうた」(『スマイル』収録)になるとみんなごそごそごそって鞄からフランスパンを出して、会場にパンのいい匂いが漂うっていう(笑)。でもみんな、何をするでもなく曲の間中とりあえずパンを掲げてるんですよ。なんかこうちょっとときどき振ってみたりとか(笑)。

鈴木:そうそう(笑)。とくにフランスパンを使って何をするっていうのがなかったとしても、掲げてて。

わたなべ:ミュージック・ビデオで僕らがフランスパンを実際に持ってやってるので、それを見て持ってきてくれてるんだと思うんですけど。それで、曲が終わるとみんなこそこそしまって(笑)。

-メンバーさんの方からなにかアクションを起こしてフランスパンを持ってきてもらったとかじゃないんですね。

鈴木:僕らの方から持ってったことは1度もないです(笑)。突然ファンのかたが持ってきて。

わたなべ:それを僕がライヴ中のMCで。"何パン持ってきてんだよ(笑)"って面白おかしく注意したら、また面白がって持ってくる人が増えたっていう感じですね。

鈴木:事前に"飲食物は持ち込み禁止ですが、フランスパンはOKです"みたいなのをわざわざアナウンスしてくれるライヴ会場があったり(笑)。

わたなべ:最近はパンが中心になってきてますね(笑)。

-1,000円ワンマンは11月に大阪でも開催されましたよね。

鈴木:大阪は家族連れが結構いましたね。

わたなべ:ちっちゃい子がフランスパンの踊りを踊ってたり。

-可愛いですね。

わたなべ:友達の子供とかも「フランスパンのうた」のミュージック・ビデオの動きとかをコピーして踊ってるのを動画で俺に直接送りつけてきたり(笑)。あと大阪のファンのかたが、会社の人たちを巻き込んで、「フランスパンのうた」のミュージック・ビデオを完コピして、DVDにして渡してくれて。それを車でみんなで見てたんですけど、完成度が高すぎて。あれ他の人もみんなどんどんやってくれたらいいのになあ(笑)。

-楽しそうですね。アルバムの話に戻りますが、「あくび」はどのようにしてできた曲なんでしょう?

わたなべ:これは1番古い曲で、大学のときに新入生歓迎会っていうのがあって、それのテーマ・ソング的な感じで書いた曲だったんですよ。舞台と映像を組み合わせた出し物をやる新歓で、その練習を毎日やってたときに、いつもその歌を歌ってたので、すごく思い出深い歌ですね。