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INTERVIEW

Overseas

THE ROYAL CONCEPT

 

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Member:David Larson(Vo/Gt/Key) Magnus Nilsson(Ba/Gt) Povel Olsson(Dr) Jonathan Larson(Key)

Interviewer:山口 智男

昨年8月、日本デビュー前にもかかわらず、SUMMER SONICに出演し、大勢の観客を踊らせたスウェーデンの4人組、THE ROYAL CONCEPTが早くも再来日を実現させた。デビュー・アルバム『Goldrushed』を引っ提げての来日となる今回は、国内の人気バンドと共演したJapan Jam 2014出演に加え単独公演も行い、ライヴハウスをダンス・フロアに変えた。ソールド・アウトとなった単独公演の前日、2度目の来日を満喫している4人にインタビュー。彼らが奏でるエレクトロなダンス・ポップ・サウンドのルーツや背景にあるものを尋ねてみた。



David Larson(以下D):東京にライヴハウスっていくつぐらいあるのかな?

―東京に?数えたことはないけど......。

たくさん?

―そうですね。たくさんありますよ。

大きさは?全部小さいのかな?

―いや、大小さまざまです。みなさんが3日にライヴをやったSTUDIO COASTは大きいほうですね。2000人ぐらいかな。

なるほど。

―明日やるところは小さい......あ、いや、もっと小さいところもあるか。中ぐらいです。

ふむ。次回は、東京中のいろいろなライヴハウスを回る東京ツアーをやりたいと思っているんだ(笑)。

―昨年のSUMMER SONIC以来、2度目となる今回の来日も楽しんでいるようですね?

Magnus Nilsson(以下M):もちろん!みんなやさしいよね。

―日本の印象はどう?

日本人は礼儀正しくて、街がきれいって日本に来た外国人はみんな言うよね。実はスウェーデンもそこは同じで、日本に来てからスウェーデンとどこか似ているなって感じることが多いんだけど、日本の人たちはスウェーデン人よりも礼儀正しいし、街はスウェーデンよりもきれいだって思ったよ。

―そう言ってもらえるとうれしいです。ありがとうございます。今回、東京でどこか遊びにいきましたか?

去年、来た時はお寺に行ったんだけど。何て言ったっけ?

M:アサクサ。

D:そう、浅草にお寺を見にいったんだ。とてもきれいだったよ。今回は箱根の温泉に行こうと考えてたんだけど、遠すぎてあきらめた。それはこの次また来る時まで取っておきたいな。

―でも、温泉に入るとき、日本の場合は全部脱がなきゃいけない。それは大丈夫(笑)?

Povel Olsson(以下P):大丈夫だよ。

D:慣れっこだからさ(笑)。

―ところで、メンバーが変わったそうですね。新メンバーを紹介してください。

D:Jonathanっていうんだ。僕の弟なんだよ。Filip (Bekic / Gt) はバンド活動にちょっと疲れちゃったんだ。それで、彼女や家族と一緒に過ごす時間を大切にすることを選んだんだけど、メンバーの1人であることにも、僕たちの親友であることにも変わりはない。ツアーには参加しないけど、これからもソングライターとして参加してもらうつもりだよ。彼は他のアーティストにも曲を提供しているんだ。実はJonathanもアイディアを出したり、ライヴに参加したり、最初からバンドのメンバーではあったんだ。だから、今回、彼が加わったのはとても自然なことだった。

―はじめましてという読者もいると思うので、THE ROYAL CONCEPTというバンドがどんなふうに始まったのか結成のいきさつを改めて教えてもらってもいいですか?

D:高校時代、同級生だったFilipと僕がバンドを始めたんだ。その後、大学に進んでジャズを学びはじめたんだけど、そこでPovelと出会い、3人で新たにバンドを始めて......。

M:ベース・プレイヤーが必要になって僕に声がかかったんだ。でも、あの頃は今とは全然、違う音楽をやってたよね。

―その頃はどんな音楽をやっていたんですか?ジャズですか?

D:うん。

P:ジャズの学校だったからね(笑)。

D:今でもツアー・バスではいつもジャズばかり聴いてるし、ライヴではジャズのインプロヴィゼーションも取り入れてるし、僕らにとってジャズはいまだに深いつながりが感じられる音楽なんだ。インプロっていうのは、僕らの音楽の大きな要素なんだよ。ポップ・ミュージックやロックのコンサートでインプロを見ることってほとんどないだろ?そのせいか、ポップスやロックのコンサートってどれも同じように見えるんだ。それを考えると、インプロは僕らの強みだよね。それもジャズを聴いてきたからこそなんだ。