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INTERVIEW

Japanese

空きっ腹に酒

2014年05月号掲載

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Member:田中 幸輝 (Vo) いのまた (Dr) 西田 竜大 (Gt) 間宮 知晴 (Ba)

Interviewer:奥村 小雪

-西田さんと結構好みが違うんですね。

西田:そうですね、この人とは(笑)。

いのまた:いきなり他人行儀(笑)。

西田:同級生やから高校の時からずっと色々聴かせ合いとかはしてて、聴いてた音楽はかなり被ってるんですけど、その中で好みが分かれたりとかはありますね。

いのまた:2人ともSLIPKNOTにハマった時期とかもありましたね。

幸輝:SLIPKNOTは全員好きですね。遠征中の車の中とか、青空の下で爆音のSLIPKNOT聴いてますね(笑)。

-共通点がSLIPKNOTって(笑)。

いのまた:空きっ腹に酒を知らない人が全員の共通点がSLIPKNOTって書いてあるの見たらまた誤解生む(笑)。

幸輝:あとレッチリもそう。RAGE AGAINST THE MACHINEとかもみんな好きですね。

-知晴さんはどんなバンドがお好きですか?

知晴:僕は結構広くて。最近のは全然知らないですけど、90年代のバンド・ブーム期の音楽とか、オリコンのトップに並ぶようなJ-POPシーンで大活躍しているバンドさんとかも好きですし、洋楽も好きですね。お洒落なのも好きですし、それこそレッチリとかめっちゃ好きです。

-ありがとうございます。4月にUHNELLYSさんとのコラボ作『Give me collaborate』もリリースされてますよね?UHNELLYSさんとは昔からお知り合いなのですか?

幸輝:僕がだいぶ前に大阪でライヴを見てて、好きだったんですよ。それで、アルバムを出すたびに付いてきてくれた周りの人が、偶然UHNELLYSを知ってる人で、それで繋がりが生まれたんかな。

-なるほど、ありがとうございます。では、3rdアルバム『踊れ細胞』についてもお伺いしていこうと思います。前作よりさらにダンサブルな作品になったように感じたのですが、タイトルの『踊れ細胞』というのもそういうところからきているのでしょうか?

幸輝:えっと......これもほんまノリなんですけどね。僕が良いと思ったから付けただけなんで、意味を訊かれたら"踊れ細胞"っていう意味なんですよ。

-結構パッと言葉が浮かんでくる?

幸輝:語感ですね、パッと思いついたやつをメンバーに送って、"あーそれ違う"、"あーそれでいこう"みたいな感じです。

-タイトルは基本、幸輝さんが決めてるんですか?

幸輝:そうですね、今のところアルバム・タイトル全部僕が決めてます。曲名もほとんど僕が。

-Track.1「イマ人」というタイトルは、"imagine"という意味もあると思いますが、"ジン"が"人"になってるのにも意図を感じます。

幸輝:僕らも曲を聴くのも人間やし、現代の人っていう意味を混ぜたら面白いんちゃう?って。

-"グーチョキパーで何つくる?"とか、誰もが昔から知ってる曲じゃないですか。ラスト・ナンバーの「What's up」にもJohn Lennonの「Power To The People」が入ってたり。歌詞を引用して自己流にするのが得意なのかなって。

幸輝:どうなんやろ。なんか歌詞っていろんな捉え方ができるから、みんなが誰でも知ってるような曲をパッと入れた時に、聴こえ方がもっと広がるかなって。その人がその曲に持ってるイメージと、俺らのイメージが混ざったら面白いかなって思いますね。

-RHYMESTERの「Rhymester曰く、」もちょっと出てきますよね?

幸輝:RHYMESTERは大好きです。リスペクトしてます。

-ラップをやってた中学校の頃あたりはRHYMESTERさんなどを聴いてらしたんですか?

幸輝:そうですね。RIP SLYMEとか、MSC、韻踏合組合、THA BLUE HERB、スチャダラパーとか全般的に。いとうせいこうとかも聴いてました。