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INTERVIEW

Japanese

PAN

2014年05月号掲載

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Member:川さん (Vo) ゴッチ (Gt)

Interviewer:岡本 貴之

-(笑)

川さん:そこまで計算されたものではなかったんですけど、同時に4人でワ~っと喋るというのが面白いってなって、そこから凄い喋ることは自分たちの武器になって。それからフライヤーの代わりに僕らは食パンを配り出したんですよ。

-ちなみにバンド名の"PAN"の由来ってどこから来てるんですか?

川さん:これはTHE BLUE HEARTSの最後のアルバム『PAN』からですね。彼らが解散した年が1995年で、僕らがバンドを始めたのもその年だったんで。

-ああ、なるほど。

ゴッチ:だから食パンとか食べるパンは後からのこじつけで。

川さん:バンドを覚えてもらうために、物販でパンを配ったりして。裸なのは良くないからサンドイッチ用のパンをスーパーから持ってきたビニールに1個ずつ包んで渡してたんですけど、そのうち"すいません、味がないんですけど"って言われたり(笑)。

ゴッチ:いや、知らんがな(笑)。

川さん:それで物販にステッカーとかと一緒にジャムとか置いたりして(笑)。準備もめっちゃ時間かかるし、"何してんのやろ?"って思ってきて。ライヴ前にこんなことしたくないなと(笑)。それで途中からステージ上からパンを出して"PANです!"って見せてたんですけど、そのパンを引っ込めるのもなんだなと思って、ちぎって投げたりしてたんです。ある時パンク・バンドと対バンになって、革ジャン鋲ジャンのお客さんが観てたんですけど、僕らもスタイルを曲げずにステージからパンをポ~ンって投げたら腕組みしたパンクスの腕に当たって下に落ちたんです。

-ははははは!笑いもせずに?

川さん:笑わないです。でも終わった後CDが10枚売れてたんです(笑)。

ゴッチ:それは嬉しかったですね(笑)。

-彼らのパンク・スピリットに伝わるものがあったんですね(笑)。

ゴッチ:そうですね(笑)。

川さん:貫くことの良さというか、やって良かったなと思いましたね。だからそれはずっとやってました。

-PANのライヴやアルバムの作り方というのは、聴いた人が細かいことを気にせずに聴いて踊って楽しめるようなものにしようという姿勢なんでしょうか?

ゴッチ:そうですね。今回は特にそこを重視していますね。

川さん:ライヴって爆音でやるじゃないですか?だからいちいち考える暇がないんで、ライヴでもズドンとわかる歌詞にしたいなと思ったんで、そういう楽曲が最近は多いですね。

-じゃあライヴを想定した作りになっている?

川さん:そうですね、ライヴでやったらここってどうなるやろ?とかもっとここの間が長い方が良いんじゃないかとか考えてますね。

-ニュー・アルバム『ヒズム ハズム リズム』はいつ頃からどの位の期間レコーディングしていたんですか?

川さん:12月の頭からレコーディングが始まりました。前のツアーが10月20日とかに終わったんですけど、その辺りから"アルバムどうする?"って話があって。その何ヶ月か前から話は出てたんですけど、ツアー中って他のことはなかなか同時にできないんで、うやむやにしたいなと思ってたんですけど。

一同:ははははは!

ゴッチ:答えを出したくない、という(笑)。

川さん:"やるぞ!"って言ったものの、これはオブラートに包んで......。

一同:(爆笑)