Overseas
GOO GOO DOLLS
Member:Robby Takac (Ba/Vo)
Interviewer:荒金 良介
-今回はプロモーション来日ではなく、完全にプライベートなんですよね?
ああ、そうなんだ。僕の妻は日本人で、子供が生まれたこともあって、向こうの両親に会うために実は数カ月おきに日本に来てるんだ。今回はアルバム・リリースのタイミングと重なったから、こうしてプロモーションを受けることになった。
-じゃあ、日本には何度も来てるんですね。
こないだ妻とその話題になったんだけど、もう12、13回ぐらいは日本に来てるかな。......ニホンダイスキ!
-(笑)。日本のどの辺が好きですか?
僕はアメリカで生まれて50年ぐらいになるけど、また違う文化を経験することは楽しいからね。
-差し支えなければ、今の奥さんとはどうやって出会ったんですか?
1994年のライヴで来日した際に、アフター・パーティーで彼女と会ったんだ。それでアメリカに戻ってから、彼女に花を贈ってね。日本にはあまりそういう習慣がないそうだから、ヘンな奴と思われたようで、しばらく連絡を取ってなかった。それから数年後に彼女が友達に会うためにアメリカに来ることになって、その数日後に久しぶりに再会した時に捕まえて離さなかった(笑)。結婚後も日本に来て、またアメリカに帰る時も一緒だからね。
-常に奥さんと行動は一緒なんですね。
ああ、いつも一緒だね。
-奥さんと音楽の趣味は合うんですか?
日本の少年ナイフというバンドは、アメリカで僕と妻がやってるレーベル(Good Chramel Records)からリリースしているからね。ほかに妻の影響でサカナクション、Cornelius、[Champagne]も知ってるし、普段から日本の音楽ばかり聴いてるよ。
-そうなんですね。アメリカの音楽はどうですか?
えっと、そうだな、THE CHEMICAL BROTHERS、DAFT PUNK、BASEMENT JAXX......あっ、どれもヨーロッパのバンドばかりだね、はははは。妻はアメリカのバンドというと、GOO GOO DOLLSしか聴かないかな(笑)。
-Robbyさんから見て、日本の音楽はどう映りますか?
吸収した音楽をまた違うフィルターで表現して、さらに面白いものが生まれているような気がするね。とても興味深いよ。
-普段から日本の音楽を聴いてるそうですが、GOO GOO DOLLSの音楽性に何かしら還元されることはありますか?
GOO GOO DOLLSで僕はそれほど作曲してないから、何とも言えないんだけど。確かに影響がない方がおかしいよね。ピンポイントでこれはこうと説明できないけど、何かしら影響は受けているんじゃないかな。
-そして、今作は前作『Something For The Rest Of Us』から2年半空きましたね。この期間に心境の変化はありましたか?
自分にとって大きな変化は、子供が生まれたことだね。人生の見方が変わるような出来事だった。あと、メンバーのJohn Rzeznikも結婚したし、バンド全体に幸せなムードが流れていたんだ。それもあって、今回の作品は暗い問題を取り上げるよりも、よりポジティヴなエネルギーに焦点を当てようと思ったんだ。
-ハッピーな出来事が重なったから、今作は明るい作風になったと。ちなみに、Robbyさんのお子さんは1人目ですか?
初めての子供なんだ。実は結婚して11年経って、やっと授かった子供でね。だから、改めて2人の関係性を見直すきっかけにもなった。そうだ、写真を見せようか?ははははは。
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