Overseas
OWL CITY
Member:Adam Young
Interviewer:沖 さやこ
アメリカはミネソタ州出身、Adam Youngのソロ・プロジェクトOWL CITY。2011年6月にリリースされた『All Things Bright and Beautiful』は、そのタイトル通り輝きと美しさを持った音で満ち溢れたアルバムだ。彼は本作を引っ提げて全世界を回り、ここ日本でも10月に東名阪ツアーを行った。Skream!編集部は22日に行われた東京・品川ステラボール公演直前の貴重な15分間を頂戴し、多忙を極める中、インタヴューを敢行! ワールド・ツアー、日本への思い、ひと足早く次回作の構想などを語って頂いた。
-ライヴ前の貴重なお時間ありがとうございます。
いや、大丈夫だよ!
-今回が3度目の来日ですね。
そうだね、日本は来るたびに印象が良くなっていくよ。食べるものもどんどん美味しくなってるように感じるし、電車もどんどん速く走ってるような気がするくらいさ(笑)。それに、ライヴ自体が凄く良くなってるんだ。ファンのみんなも歌詞を前よりもどんどん大きな声で歌ってくれて“第2のふるさと”って感じがするよ。
-それは嬉しいです。今回の来日では既に大阪と名古屋公演を終えていらっしゃいますが、ジャパン・ツアーの調子はいかがでしょうか?
めちゃくちゃいいよ! 遠くの国である日本で、自分たちの音楽が楽しんでもらえてるってだけでも凄く感慨深くてね。音楽のパワーは国境や距離さえも越えるんだなぁって、ライヴが終わった後とかは特にしみじみと感じるよ。
-『All Things Bright and Beautiful』は、タイトル通りとてもキラキラしてて美しくて、外交的な楽曲が多いですね。ライヴで演奏するととても気持ちが良いのではないでしょうか。
そうだね、凄く手ごたえを感じてるよ。前作に比べるとどの曲も少しずつサウンドとしてもパートとしても複雑になっていってるから、新曲を演奏することはチャレンジでもあるんだ。ステージで再現するたびに曲が成長していってるのも分かるんだ。それと同時にアーティストとしても成長出来ていると思ってるよ。
-今回のワールド・ツアーに関して、過去のそれと比べて変化などはありますか?
OWL CITYが今みたいに世界中の人に聴いてもらえるようになる前って、ほとんどツアーとか、ライヴとか、そういう形のアプローチはやってなかったからね。どちらかと言うと、ステージに上がることはエキサイティングではなく、怖かったんだ。僕は誰も知らないような田舎で育ったシャイな人間だったからね。でも、例えば日本みたいに、1回来て、また2回3回と、同じ国に戻ってくることによって親しみが湧いてきたんだ。自分の中にあった恐怖心みたいなのがなくなってきて、純粋にライヴを楽しめるようになったよ。
-いろんな国でライヴを行うと、いろんな刺激があるのでしょうね。
ツアーの経験が、音楽的に直接的なインスピレーションになることはそんなにないんだけど、歌詞の世界にはそれが入ってくることがあるかな。無意識なんだけどね。初めてヨーロッパに行ったときに書いた曲もあるし、日本や中国とかいろんな国に行ってるから、そういう経験が歌詞の中に潜在的に入ってきてるところはあると思うよ。
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