Overseas
HARD-FI
2011年09月号掲載
Member:Richard Archer(Vo&Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-いろんな人と関わることで、様々なチャレンジをすることが出来たんですね。
そうだね。アルバム制作全体が常に新たなチャレンジなんだけど、今回は新しい人と仕事をしたりしたからね。サウンド面では今まで使ったことのないサンプリングを入れてみたりとか。彼らと一緒に仕事をしたことで、ミュージシャンとしてだけじゃなくてプロデューサーとしても成長することができたよ。彼らは専門知識も豊富だから学ぶことがたくさんあったんだ。
-『Killer Sounds』というアルバム・タイトルも挑戦的ですよね。
ネットで見た"Killer Sound"ってタイトルの記事が元になってるんだ。コロンビアのミュージシャンが平和の象徴としてライフルと組み合わせたギターを作って、人を殺す銃をキラー・サウンドを出すギターに変えたって話なんだけど、このストーリーが面白いと思ってね。それにインスパイアされて「Killer Sounds」っていう曲を書いたんだ。それでこのテーマが気に入ったから、アルバム・タイトルとしても使うことにした。
-今回はジャケットも新たな試みが見えますね。"NO COVER ART."と大きく掲げた前作とは一転、今作はファンキーでポップなドクロが4つと。
今回のジャケット・デザインについて考え始めたときは、今までの流れに合う物じゃないといけないかなとも思ったんだけどね。でもジャケットなんて自由に考えればいいじゃないかってことになって、ゼロの状態からたくさんアイディアを出していったんだ。スカルを選んだのは、ラテン・アメリカではスカルの装飾が再生を意味するということで、俺たちのコンセプトに合っててカッコイイと思ったからなんだ。俺たちの音楽はラテンの影響も大きいしね。
-様々な試みが詰め込まれたアルバムですが、更に挑戦したいことはありますか?
とりあえずは今回出たアルバムの曲を披露するためにたくさんライヴをやることだよ。俺たちのことを知ってる人たちには、俺たちがまた戻ってきたってことを伝えたいし、世界の色んなところに行って自分たちの存在と音楽を知ってもらうんだ。まずはそれだね。9月にヨーロッパをツアーするんだ。その後に日本にも行けたらいいなと思ってるよ。
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