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INTERVIEW

Overseas

SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN

2010年08月号掲載

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Member:Phil (Dr&Gt)

Interviewer:佐々木 健治


-本作『Let It Sway』も素晴らしいポップ・ソングが詰まったアルバムだと思いますが、あなたがたが思い描く理想のポップ・ソングとはどういうものですか?また、『Let It Sway』にはあなたの理想からすると何点くらい付けますか?

一言で言うなら、個人的な表現方法として確立されていて、聴いていて人が楽しくなるような楽曲かな。この作品にも凄くポジティブな感情を込める事が出来たんだ。それに、まだ悪いレビューも読んでいないし、今のところ100点をつけられる作品になったと思うよ。

-THE BEATLESやTHE BEACH BOYSから、LA’S、FOUNTAIN OF WAYNE、そしてローファイ・ポップまで、様々な時代やスタイルのすばらしいポップ・ソングを連想させる幅広さを感じます。あなたのルーツは、どんなバンドなのでしょうか?

小さな頃はTHE BEATLESが大好きだったんだ。10代になると、オルタナ系やインディー・ミュージックにはまり出して、FOO FIGHTERS、SUNNY DAY REAL ESTATE、THE PROMISE RING、THE FASTBACKS、PAVEMENT、PEDRO THE LIONとかね。最近のフェイヴァリットはフランスのPHOENIXだよ。

-楽曲が3分程度でコンパクトにまとめられている点もあなたがたがポップ・ソングを作る上で基調となる重要な要素の一つですか?僕にとっては、結構重要な要素なのですが。

うん、僕もそうだよ!3分間ソングを作るのは、僕らにとって凄く自然なことなんだ。だって、そういう楽曲を聴いて育ったんだからね。あと、6分間ソングを書くよりも簡単だしね!

-遊び心も散りばめながらも、基本的にはアレンジもシンプルですが、さらにビッグな装飾を施したくなることはありますか?

僕は両方好きなんだ!良い楽曲は幾層にも重なったアレンジやオーバーダブも必要としないんだと思う。アコースティック・ギターとピアノだけでもOKみたいな。でも、練り上げられたアレンジも好きなんだ。音を重ねるのはスタジオでの楽しい作業の一つだからね。それに、いつもアレンジの事を考えているしね。つまらないアレンジにしたくないって、みんな思っていて。ブリッジのパートを書くのが僕にとって凄くチャレンジングだね。ヴァースとコーラスはいつもスラスラ出てくるんだよ。

-ソング・ライティングのインスピレーションとなるのは、どういう事柄ですか?また、曲を書くことは、あなたにとってどういう意味を持つと思いますか?

僕達は凄く小さな街に住んでいるから、音楽をプレイしていないとすぐに退屈してしまうんだ。僕が思うに、このバンドは巨大なアート・プロジェクトなんだ。生きている上でも最も好きなパートの一つだよ。