Overseas
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バンド名がやたら長いし、何のこっちゃ分からんな。でも、こんなバンド名を付けておきながら、エリツィン元大統領に特に興味があるわけでもなく、政治的意味もないらしい。そういうノリ一発みたいな感覚は素敵。バンド名から、悪ふざけにも似たひねくれインディ・ポップかと思っていたら、そんなことはない。驚くほどのメロディ・センスとシンプルかつ気の利いたアレンジの妙が合わさった、極上のポップ・ソングの数々がこのアルバムには詰まっている。これぞポップ・ソングと膝を打ちたくなる、煌くようなこのアルバムは、THE BEATLESからLA'S、PHONEIXなどにも繋がると同時に、PAVEMENTが引き合いに出されるのも納得の1枚。ポップ・ソングを愛する人は、絶対に見逃してはいけない。(佐々木 健治)
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Skream! 2024年09月号