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INTERVIEW

Overseas

THE SUNSHINE UNDERGROUND

2010年02月号掲載

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Member:Daley Smith(Ba)

Interviewer:佐々木 健治

2006年、『Raise The Alarm』でポスト・パンクとダンス・ミュージックの要素を掛け合わせたエッジーなスタイルとともに登場したTHE SUNSHINE UNDERGROUNDが、4年ぶりとなるセカンド・アルバム『Nobody's Coming To Save You』を完成させた。ダンス・ミュージックのグルーヴは残しながら、さらにダイナミックなメロディを獲得したヘヴィなロック・アルバムだ。この『Nobody's Coming To Save You』について、インタビューを行った。

-セカンド・アルバム『Nobody's Coming To Save You』完成おめでとうございます。とても力強いアルバムに仕上がっていますが、手ごたえはいかがですか?

このアルバムはまさに自信作なんだ。制作には時間がかかってしまったけど一生懸命作り上げたものだからね。みんなに聴いてもらうのが待ちきれないよ。

-デビューから本作までの間を振り返ってみて、あなた方にとってどういう時期でしたか?生活にも大きな変化があったと思いますが。

ファースト・アルバム『Raise The Alarm』の頃から比べると、俺達はとても成長したように思う。バンドに関わること、関わらないこと、いずれにしても新たな経験を数多く積んできたからね。ファースト・アルバム『Raise The Alarm』をリリースしてから行ったツアーは本当に楽しかったよ。そうした経験から新たな作品を作り上げるのはそれほど難しいことではなかったんだ。

-『Raise The Alarm』と『Nobody's Coming To Save You』では、制作環境に変化はありましたか?

今回のアルバム制作はいろんな場所で作詞・作曲やレコーディングをしたんだ。スコットランドやデヴォンへも行ったしね。もちろんリーズにあるリハーサルスタジオでも良い曲がたくさん出来上がったよ。

-今回、アルバム制作に入る前にはどういったアルバムを創ろうというコンセプトは考えられていましたか?

いや、コンセプトは特に設けてなかったんだ。
今回のアルバムをどんな感じにしようかについてはただ前回のアルバムよりも良いものにしたいっていうだけだったんだよ。曲、サウンド、プロダクションが全て前回のアルバムよりも良いものにしたかったんだ。

-あなたがたは、ロックにダンス・ミュージックのグルーヴを取り入れた、2000年代のニューウェーヴ・バンドと言えるようなスタイルで登場しましたよね。今回はその基本路線は維持しつつも、さらにロック本来のダイナミズムに重心が移ったように感じたのですが、そんなことはないですか?

そうだね。今回のアルバムはロック・サウンド寄りって感じになっているけれど、ダンス・ミュージックのグルーヴもちゃんとあるものになっていると思うんだ。4つ打ちのビートを用いつつもさらにヘヴィなギター・サウンドも取り入れているよ。

-そう感じる理由は、メロディがさらにスケールの大きなものになっているからだと思うんです。前作以上に、曲の良さが際立っている。あなたがたは、特定のソングライターはいなくて、全員で曲を作っていくそうですが、今回もそういう方法で曲は作っていったのでしょうか?

今回のアルバムもいつもと同じように、メンバー各々のアイデアを持ち寄って作り上げたんだ。でも前よりも良い感じで制作に取り組むことができたように思うよ。メンバー各々のアイデアがより素晴らしいものになっていたから、それから出来上がった作品もより良いものになったんだと思うよ。