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INTERVIEW

Japanese

GARI

2010年01月号掲載

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Member:YOW-ROW(Vo & Programing) / 獨古豊(Gt)

Interviewer:杉浦 薫


-具体的はJUSTICEのどのようなところに魅力を感じましたか?

Y:エレクトロでロックをしている感じですかね。ロック・テイストなものが好きなので、所謂柔らかいスタイルのエレクトロを聴いてた時はちょっと聴き流していたものも、ああいうギターがディストーションだったり、シンセベースを歪ませてる感じとか。サウンドメイキングみたいなところが引っかかったんだと思います。

D:歪んでるのが好きなんで。

-なるほど。そして今作は全体的に、とてもポップな作品でもあると思うんですが、『COLORFUL TALK』はお二人自身でも、GARI至上最もポップな作品だと思いますか?

Y:そうですね。前作から比べても、そういうポップな質感になっていると思います。

-どうしてここまでポップな作品になったのでしょうか?

Y:こういう音楽をやっていると、作る側がという意味でも、聴く人を選んでしまいがちなんですよね。そうではなくて、J-POPカルチャーみたいなものもちゃんと視野に入れたトラック・メイキング、曲作りというものをやってみたいなと思ったんです。そういうバンドは日本に少ないと思うし、GARIがそういうバンドであれればな、という気持ちがありました。

-なるほど、確かにロック・リスナーだけじゃなくて、普段ロックを聴かない層のリスナーにもアプローチ出来る作品ですよね。全体を通して、トゥーマッチな音質ではないですし。ハードな曲でも、ロック・リスナーではない人が聴いても、あまり耳の痛い音にはなっていないというか。

Y:そうですね。馴染みのいいサウンド作りというのは、ロック・テイストであっても必要だと思うし、せっかく今までとは変えたスタイルの作品なので、ポップなサウンドであるということ以前に、第三者に聴かせた時の反応、気持ちよさ、心地よさを感じてほしかった。とにかくわかりやすく作っていったというか。

-獨古さんはいかがですか?

D:自分の中でもポップというものを凄く意識してました。お前らかっこいいことばっかやってるんだから、一回くらいこういうことできるだろって言われて、じゃあやってやるわ!!っていう気持ちで。プレイスタイル的にも、ギターじゃないんだよねっていう。"音"としてポップなリフなりフレーズなりっていうのを意識してました、試行錯誤して、ディスカッションして、寝かせたりしながら。
今までのGARIのライヴに来てる人って、ワーッとモッシュとか、そういう感じだったと思うんですけど。そういう感じではない人たちにも、GARIを届けられる作品っていうのに、確実になったなと思います。うん、今までで一番いいかも。