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INTERVIEW

Overseas

THE BIG PINK

 

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Member:Robbie Furzer / Milo Cordell

Interviewer:佐々木 健治

アルバム発売前にして、SUMMER SONIC09に出演、そのポテンシャルの高さを見せつけたTHE BIG PINK。10月にはアルバム発売となるが、これもこれまでに発表されているシングルだけでは計ることのできない刺激がつまった作品になっている。楽しみにしてほしい。このインタビューは、SUMMER SONIC09で来日していた際に行ったものだ。

-ユニークなキャリアを重ねてきたお二人ですが、THE BIG PINK結成のきっかけはどういうものだったのでしょうか?

Milo Cordell(以下、M):以前からずっと知り合いで、仲はよかったんだよ。2007年の冬くらい、多分クリスマスとかじゃないかな。Robieに音楽を一緒に音楽をやらないかと誘ったのがきっかけだね。何かきっかけがあったというよりは、基本にあるのはずっと続いている友情だよね。

-最初からTHE BIG PINKの音楽に対して何かイメージはあったのでしょうか?

Robbie Furzer(以下、R):最初は、デジタル版のVELVET UNDERGROUNDをやりたいと思っていたな。だけど、「Too Young To Love」が出来上がって、そのあたりからエレクトロなビートが重要になってきたし、曲がどんどんタイトになっていったんだ。

-最初にその「Too Young To Love」を発売してから、すぐに注目を集めましたよね?

M:正直、驚きではあったね。そもそも、シングルをリリースしてくれるレーベルがあったこと自体が驚きでもあったんだ。シングルをリリースした少し後には、リリース・パーティもやったんだけど、そこにもたくさんの人が駆けつけてくれて、嬉しかったし、驚きだったよ。何と言うか、自信がついたよね。バンドを始めて、シングルを発売できて、もちろん、レーベルの人間、ライヴ用のエージェントやプレスを担当してくれる人もチームに加わってくれた。そういう人達に助けてもらっているっていうことは、僕達の音楽を信じてもらっているという意味でもあるから、これだけ皆が信じてくれているということ自体が、凄く自信にはなったよね。

-なるほど。ちなみに、MiloがやっているMerok Recordsからの発売というイメージはなかったのですか?

M:最悪のシナリオとしてはあったかもしれないな。つまり、他に誰もリリースしてくれなかった時ということだけど(苦笑)。だけど、それ以前にリリースしてくれる人がいたから。レコードをリリースする為には、凄く努力がいるんだ。時間も労力もかかる。何よりも(音楽に対して)愛情がなければ絶対にできないことだよ。そういったことを全て示してくれたレーベルが他にいてくれたことが、僕にとっては何よりも重要なんだ。

-「Too Young To Love」というのは、デジタル・ビートもそうですが、歌詞も特徴的だと思います。この曲はどういう曲なのでしょうか?

M:最初の曲だったので、イメージとしては踊れる感じの曲にしようと思っていたんだ。

R:結果としては、インダストリアルっぽい感じになったけどね。

M:そうだな。この曲で一つ言えるのは、最初のラヴ・ソングだってこと。当時、18歳の女の子と付き合っていてね。それこそ、「Too Young To Love」(愛するには若過ぎる)ってわけ。

R:そう言えば、俺この曲ができた頃、凄い病気だったな。調子が悪かったから、キーが外れていたりしたんだよな。

M:確かにそうだった(笑)。