DISC REVIEW
Japanese
2023年07月号掲載
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アンダーグラフ
音響レジリエンス
ミニ・アルバム『音楽の盾』以来、1年1ヶ月ぶりのリリース。コロナ禍で戦い続けてきた彼ら、そして私たちを"音響"でレジリエンス(回復)させてくれる1枚。音楽的なチャレンジと、"遺していく ただ遺していく"という強い決意に満ちた歌詞の「蘇生法」を1曲目に持ってきたところからも、ただならぬ意気込みを感じる。とはいえ、シリアスなムードだけではなく、言葉遊びやダブル・ミーニングを盛り込んだ「レレレラララ」、アコースティックでも似合いそうな温かみのある曲調の「アイかわらず」など、音楽の"楽"を表現した楽曲も。曲名にもあるけれど、今作は私たちが"薄明"から光に向かう"これからを"描いた"航跡"そのものだと思うし、ノンフィクションを見ているような感覚になる。
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