Japanese
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ライヴではおなじみという「ステラシーカー[instrumental]」から始まる1stフル・アルバム。キラキラと、そして少し宇宙的なこの曲に胸が高鳴る。堂々とした歌声とそれぞれの個性がリンクしてバンドマン、ボカロP、アニメ・シーンの作家陣によるポップ且つパンチのあるバンド・サウンドを、小気味よく雨ソラ色に染めていく。まるでライヴで聴いているかのように感じる表現力は、きっとこれまでの経験で培われたものだろう。臨場感があり、さらには曲に描かれた様々なシーンが細部まで頭の中に浮かぶ。結成から約2年という月日をあますことなく詰め込んだ1枚。その2年のひとつひとつの歴史は"amity"というタイトルでここでひとつになり、彼女たち5人のこれからを照らし続けることだろう。 (藤坂 綾)