DISC REVIEW
Japanese
2022年10月号掲載
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THE SPELLBOUND
すべてがそこにありますように。
アニメ"ゴールデンカムイ"第4期EDテーマとしても話題の新曲。セルフ・ネームの1stアルバムで確立されたモノローグ調の地メロとリフレインされるサビや、ラップ的な小林祐介のヴォーカル表現は今回もさらに研ぎ澄まされている。ワイドな音像と突き進むビートがどこか最果てに向かう体感を聴き手に自然と共有させるのも、スペルバならではの手法だ。c/wの「約束の場所」は、AIが自動生成するポエトリー・リーディングのような言葉の羅列と、イノセントでロマンチックな内容が齟齬なく、むしろ真っ直ぐ飛び込んでくるユニークな仕上がり。シンセ・ストリングスなど、どこまでも飛翔するような空間作りも世界観を決定づける。地の果ての荒涼と、そこにさす一条の光。2曲は対になっているのかもしれない。
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