Japanese
2021年11月号掲載
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初の両A面シングルの表題曲「Dark seeks light」は、TVアニメ"世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する"OP主題歌。グルーヴ重視で綴ったリリックや、ダークでクールなラップなど、自身が"限界突破した曲"と語る通りアーティストとしてのレベルアップを感じさせた。もうひとつのタイトル・トラック「散文的LIFE」は、TVアニメ"テスラノート"のEDテーマに起用。アニメの主人公 根来牡丹とニノミヤがリンクし、ネガティヴな感情をポップに昇華した一風変わった楽曲だ。3形態それぞれに異なるカップリングが収録され、両表題含めた全曲で作詞に関わっているが、中でも「不揃い」では初の作曲にも挑戦。今年20歳を迎え、さらに表現力を増し、スキルも身につけた彼女の次回作がすでに楽しみ。(宮﨑 大樹)
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ニノミヤユイ (28)
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ニノミヤユイ
Dark seeks light / 散文的LIFE
初の両A面シングルの表題曲「Dark seeks light」は、TVアニメ"世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する"OP主題歌。グルーヴ重視で綴ったリリックや、ダークでクールなラップなど、自身が"限界突破した曲"と語る通りアーティストとしてのレベルアップを感じさせた。もうひとつのタイトル・トラック「散文的LIFE」は、TVアニメ"テスラノート"のEDテーマに起用。アニメの主人公 根来牡丹とニノミヤがリンクし、ネガティヴな感情をポップに昇華した一風変わった楽曲だ。3形態それぞれに異なるカップリングが収録され、両表題含めた全曲で作詞に関わっているが、中でも「不揃い」では初の作曲にも挑戦。今年20歳を迎え、さらに表現力を増し、スキルも身につけた彼女の次回作がすでに楽しみ。
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ニノミヤユイ
哀情解離
"陰×ロック"をテーマとしたミニ・アルバム。リード曲「痛人間讃歌」(アニメ"GUARDY GIRLS"OP主題歌)は、ロック・バンド ミオヤマザキが提供しており、"陰キャのカリスマ" ニノミヤユイ×"メンヘラ界の神" ミオヤマザキという強力な陰のタッグが誕生したことに。疾走感のあるダークで攻撃的なロック・サウンドと、これに負けないニノミヤユイの感情を爆発させる歌声には痺れっぱなしだった。そのほか、自身が声優"二ノ宮ゆい"として出演しているTVアニメ"カオルの大切なモノ"主題歌「紅い絆」や、DECO*27、蜂屋ななし提供曲など全5曲を収録。アーティスト・デビューからおよそ1年、彼女の世界観はさらに深みを増し、表現力もグンと上がった印象を受ける1枚だ。
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ニノミヤユイ
つらぬいて憂鬱
今年、アルバム『愛とか感情』でアーティスト・デビューを果たした、ニノミヤユイの1stシングルが到着した。表題曲は、自身が声優"二ノ宮ゆい"として出演するTVアニメ"ピーター・グリルと賢者の時間"のOP主題歌に起用。キャッチーなメロディや、耳に残るベース・ラインをはじめとした洒落たサウンドで、一度聴いたら頭から離れない仕上がりに。"陰キャのカリスマ"らしく暗い感情を携えつつも前を向いていくような歌詞は、きっと多くの"陰キャ"から共感を得られるだろう。ニノミヤユイ本人が作詞を手掛けたカップリングの「re:flection」は、複雑な曲展開で何度聴いても聴き手を飽きさせず、中毒性の高い1曲。詩的な表現が印象的な歌詞と、彼女史上、最も難易度が高い歌唱も聴きどころ。
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ニノミヤユイ
愛とか感情
声優として活躍する"二ノ宮ゆい"がアーティスト"ニノミヤユイ"としてリリースするデビュー・アルバム。本作には、佐藤純一(fhána)やカノエラナなど気鋭の作家陣がニノミヤユイと向き合い、"陰キャのカリスマ"を目指す彼女の内に秘めた"陰"と"反骨精神"を個性豊かに表現した全10曲が収録されている。とりわけ衝撃を受けたのは、欅坂46の「サイレントマジョリティー」や「不協和音」で知られるバグベアが手掛けた、オープニング・チューンにして表題曲の「愛とか感情」。言葉を詰め込みまくった譜割りや、乱高下するメロディが与えるいい意味での違和感が曲の世界に引き込み、心に"ニノミヤユイ"への深い印象を植えつける怪作だ。彼女のファンだけでなく、多くの"陰キャ"やロック好きに届いてほしい1枚。
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