Japanese
2019年04月号掲載
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思い切り開けたオープニング「in Rainbows」、そしてタイトルどおりにすべての音が点滅しているように聴こえる「点滅する色」、さらに"解った様な口利いてんじゃねえ/「解るよその気持ち」の解るよって何だよ"と誰もが一度は思ったことがある言葉を響かせる「猿の惑星」――冒頭の3曲だけで、すでにめくるめく展開! その後も"ピーターパン"の世界を現代にアップデートしたような「あたしは悪い子」、"君が泣いて居た事/君が傷付いて来た過去/君が逃げてしまった今日/でも大丈夫だって歌うよ"という歌詞が優しい「エイプリル」など、印象的な10曲が並ぶ。10年という月日を重ねてきたバンドとは思えない刺激と、10年という月日を重ねてきたバンドだから鳴らせる説得力のどちらも感じられる1枚。 (高橋 美穂)
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