Japanese
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Kanye Westらに関わるAndrew Dawsonと、PARAMOREらを手掛けるBrian Phillipsというふたりのエンジニアの起用が象徴しているように、プログラミングと生演奏が独自のバランスで融合し、幅広い曲調の12曲へと結実。特に印象的なのは前者がミックスを担当した楽曲で、リズムマシンやサンプラーを駆使し、現代的なヒップホップやエレクトロ・ポップとリンクしながらも、最終的には日本語の歌モノに落とし込むという、このバランス感はなかなかお目にかかれるものではない。ギターのサンプリングでウォール・オブ・サウンドを作り出した「ウクライナ」と、TR-808によるトラップ風のリズム・アプローチを取り入れた「Work」が1枚のアルバムに共存するという、このクロスオーバー感は、今を生きるバンドの証明だ。(金子 厚武)