Overseas
2018年04月号掲載
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"OASISの再来"と謳われたオーストラリアの3ピースが、デビュー・アルバムから約2年、成長を遂げて帰ってきた。ブリットポップを基礎とした方向性はそのままに、セルフ・プロデュースであった前作とは趣向を変えて、今作では、同郷のエレクトロニック・デュオ、THE PRESETSのKim Moyes(Dr/Key)を共同プロデューサーに迎えている。そのため、コンパクトで親密感のあるサウンドだった前作と比べると、シンセを取り入れるなどして音の厚みも増し、さらに打ち込みのリズムも取り入れたことで、音楽性の広がりを見せているのだ。それだけでなく、Tommy O'Dell(Vo)の哀愁漂うヴォーカルも表現力がアップし、それぞれの楽曲に自然に溶け込み、気持ち良く聴くことができる。(山本 真由)
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