DISC REVIEW
Overseas
2017年11月号掲載
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WEEZER
Pacific Daydream
WEEZERが作った小粋なポップ・アルバム、そんな印象の11作目。前作『Weezer(White Album)』は、現在のメインストリームにおけるポップ・ソング作りのマナーを意識した作品だったが、今回は多分にインディー風。そこを小粋という言葉で表現してみたい。デビューから20余年でさらにひと皮剥けた印象を与えることは、現在進行形のアーティストとしては称賛に値するものだ。特に、前作で急接近したR&Bの影響を消化したうえで、レゲエやディスコ・ビートをさりげなく取り入れたリズム・アプローチはさすがのひと言。ただし、ファンがそういう変化を求めているかどうかはまた別の問題。少なくとも歪ませたギターをギャーンと鳴らして、泣きを含んだポップ・メロディを歌うWEEZERはここにはもういない。
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