DISC REVIEW
Japanese
2017年03月号掲載
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最終少女ひかさ
最期のゲージュツ
怖いもの知らずのロックンロールで作品ごとに注目度を上げていく、北海道の5人組による1年ぶりのミニ・アルバム。平和ボケして、安易な"死にたい"が溢れる社会の風潮も、生きづらいとか人間嫌いとか、そんなモラトリアムも、軽くいなして我が道をゆく但野正和(Vo)の泥臭いエネルギーは、今作でも笑い出したくなるほど痛快だ。脱力系のシンセと骨太なバンド・サウンドが絡み合う真骨頂の「A.N.Z.N」を始め、バンドの所信表明を歌ったパンク・ロック「Rolling Lonely review」、レゲエを取り入れた「半分人間」、淫らな欲望を爆発させた「レイラ」など、より幅広いサウンド・アプローチに底知れないバンドのポテンシャルも感じた。ラストの「さよなら最終少女」では初めてラモネス(Key)がヴォーカルとして参加。その歌では今作の収録曲をネタにするというオチも含めて、すべてが聴き手の斜め上を行くバンドだ。
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