Japanese
2016年10月号掲載
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クラウドファンディングでの企画を経て今年8月に現バンド名に改名した4ピース・バンド、FouFouによる1stミニ・アルバム(いしわたり淳治プロデュース)。新名義での初音源ということもあってか、昂揚感、幸福感、期待、少しの不安など様々な感情が透明感のあるサウンドの中に落とし込まれている。飛び道具を用いることなく、ただただ丁寧に音を鳴らすのみ、という誠実さが感じられるのも良い。ブラスやストリングスなど、曲によってはメンバー以外のサウンドも鳴っているが、それらをナチュラルにバンドにとっての追い風に変えられるのも彼らの長所だろう。ゆえに、これから先はもっと幅広い表現に打って出る可能性もありそうだが、さて、そのあたりはどうなるだろうか。(蜂須賀 ちなみ)
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