Japanese
2016年06月号掲載
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親しみやすいメロディとメルヘンチックな歌詞、男女トリプル・ヴォーカルが特徴的なSwimyが、今年3月にメジャー・デビュー。独特なフォーマットを持つバンドだけにどんな道を歩んでいくのか気になっていたが、このミニ・アルバム、大正解だと思う。今作のテーマは"孤独"と"愛"。命の重さにまで話が及ぶほどのシリアスな内容でもポップに鳴らせば受け入れられてしまう――というマジカルな力が発揮されている。先に挙げたバンドのキャラクターがそれを可能にしているのだ。"怖ければ目を背けてもいいよ/変わりに僕が君の目になる/君のための歌だ さぁ逃げよう"(Track.4「ナイトミュージック」)と歌うその優しさで何もかもひっくり返すための、痛快な宣誓がここに。(蜂須賀 ちなみ)