Japanese
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新メンバー加入とパート・チェンジを経て、現体制初の全国流通作品。前作との大きな違いは、シンセサイザーやアコースティック・ギターなどを取り入れたカラフルなサウンド。自分たちの好奇心に向き合う素直な気持ちこそが彼らの魅力のひとつだろう。とはいえその変化も、音楽の文字通り、"音で楽しむ"というバンドの核と地続きの変といえよう。結成時に掲げた"へたくそでキラキラした音楽をやろう!"という合言葉は、本作でも真ん中に在り続けている。しかし、いや、だからこそ、これからもっと歳月と経験を重ねた先でどんな音を鳴らしていくのか気になるもの。歪だがキラキラした、儚くも甘酸っぱい、全15分間のポップ・ソング集。このバランスは"今"でしかありえないはず。(蜂須賀 ちなみ)
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Skream! 2024年09月号