Japanese
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2011年3月に始動した札幌発男女混合3ピース・バンドが、昨年9月に発表した自主制作プレス盤に2曲を加え全国リリース。音の隙間を活かしたアレンジとローファイなサウンドは、それだけ聴くとCLOUD NOTHINGSやDIRTY PROJECTORSなどを彷彿させるUSのインディー・ロックである。だが本家USと明らかに違うのは日本語がメインの詞であるということ。まさかこの音がここまで日本語に合うとは、新たな発見である。何度もリフレインするくすっと笑ってしまうようなちょっぴりずれたユニークな詞を、ユルめでファニーな3人のコーラス・ワークや掛け合いがポップに彩っている。キャッチーながらも時折鋭さを覗かせるギターの音色も良いアクセントだ。全曲通して肩の力を抜いて楽しめる。(沖 さやこ)
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