DISC REVIEW
Japanese
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ハシグチカナデリヤ
その名はハシグチカナデリヤ
ループ・マシンを駆使し疾走感のあるギター・リフやフレーズが折り重なった、直線的でスピードに乗った前半から、中盤には一挙に空へと駆け上がって宇宙遊泳のような浮遊感のあるアンサンブルを聴かせ、再び重力のある空間をハイスピードで走り抜く。Track.1「ニュートリノシンドローム」から、1曲の中で大きく変化するドラマ性に富んだサウンドでインパクトを与えるアルバム。ファンキーなビートや、ソリッドなバンド・サウンドの曲、またスペクタクルな展開の曲でも、キャッチーなメロディやコーラスが乗る。ループによってめまいやトランス感を引き起こし、耳に飛び込んでくる勢いや心地にこだわった歌でポップに響かせるなど、細部まで作り手の采配が活きた内容になっている。Track.12の「名前はまだ無い」のスペイシーなサイケデリック・サウンドもまた圧巻。
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