Japanese
2015年09月号掲載
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3ピース・バンドとしてリスタートを切った、完全にノンフィクションの3rdミニ・アルバム。この3人にメンバーを固定したことも、"ギターはフィンガーとスラップのみ、ベースはピック弾きのみ"と演奏法を限定したことも、今の彼らにとっては"抑制"ではなくむしろ"解放"。そんなバンドの風通しの良さが、全5曲における疾走感となって表れた。自らの活動すべてが表現に繋がるのだと語り、完全DIY精神でやってきたバンドだからこそ表現の海に溺れてしまう危険性があるが、その結果が2014年の活動休止だったのかもしれない。しかし、彼らは帰ってきた。別所英和(Gt/Vo)はずっと被っていたあのお面を脱ぎ捨てた。一切の迷いを断ち切ったその姿を、真正面から受け止めるべし。(蜂須賀 ちなみ)
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